時空歪み
カオリは興味津々な表情で言った。
「異世界へ行く方法が本当にあるなら、試してみたいな。でも、どうやって行くのかしら?」
ルミは少し考え込んでから答えた。
「噂によると、特定の場所や時間帯に特定の条件が揃うと、異世界への扉が開くことがあるらしいよ。でも、それがいつどこで起こるかは誰にも分からないんだって。」
カオリはさらに興味を持ち、
「その条件って具体的にどんなもの?例えば、月の満ち欠けとか、特定の行動をするとか?」
と尋ねた。
ルミは肩をすくめて、
「詳しいことは分からないけど、古い伝承や都市伝説にヒントがあるかもしれないね。もしかしたら、図書館やネットで調べてみると手がかりが見つかるかも」と答えた。
カオリが思い出したように言った。
「たしか秋田県のどこかの山がピラミッドって言われているらしいよ。」
ルミは目を見開いて答えた。
「本当?それってすごい話ね。どの山か知ってる?」
カオリはうなずいて続けた。
「たしか、秋田県の鹿角市にある『大湯環状列石』っていう場所がそう言われているんだよ。古代の遺跡としても有名だけど、ピラミッドのような形をしているって話もあるんだ。」
ルミは興味津々な表情で言った。
「それ、本当に面白いわね。もしかしたら、時空の歪みやパラレルワールドと関係があるかもしれないね。」
カオリは微笑んでうなずいた。
「そうかもしれないね。古代の遺跡や神秘的な場所には、まだまだ解明されていない謎がたくさんあるからね。」
カオリとルミの会話に割り込むように、トモヒロが話し始めた。
「たしか十和田湖や十和田神社にも、時空の歪みがあるって話を聞いたことがあるんだ。」
カオリはさらに興味を深めてトモヒロに尋ねた。
「え、十和田湖や十和田神社にも? 詳しく教えて!」
トモヒロは少し考えながら続けた。
「そうなんだ。地元の人たちの間では、時折異世界への入り口が現れるっていう噂があって、特に五黄の寅年にはその力が強まるって言われているんだ。」
ルミは驚きと興奮で目を輝かせながら、
「それって、ユウヤがパラレルワールドに行った理由と関係があるのかな?」と問いかけた。
カオリは頷きながら、
「もしかしたらね。昭和61年も五黄の寅年だったし、時空の歪みがその時に強まった可能性があるわ」
と答えた。
トモヒロは真剣な表情で、
「興味深いな。もっと調べてみる価値がありそうだ」と感想を述べた。




