第5話 《ギフト》ってなんだよ
「まず、最初に言わなくてはいけない事があります
《ギフト》と呼んでいる能力の事ですが
我々と御影さんのような一般の方々とは少し認識が違います
多分ですがヒーロー達のような能力を想像していると思います
ですが、それらは極一部にすぎません
むしろ《ギフト》の中ではレア、つまり希少な能力となります
でわ、レア以外能力はどういったものなのか?と思われるでしょう
まず一番割合が大きいのが
《無影響能力》と言います
これらの具体的な内容は不明です
・・・・そんな目で見ないでください
いや、もちろんどのような能力かはわかるのですが
現実に影響を及ばせる程の強さにならない事が大半なのです」
三島さんが説明を始める。
心なしか最初の時よりも目に熱が籠ってるような気が。
いや、間違いなく違う。
それから約1時間、ずっと話し続けて
顔にやりきった感が出てる。
ちょっと肩で息しちゃってるし、意外にのめり込むタイプなのかしら。
隣では明人が飽きてしまい船を漕いでいるし。
◇◇◇
とりあえず説明された内容としては。
《ギフト》とはランク、及びタイプで分類される。
ランクは能力の強さを指し、A~Fの6段階で表す。
A : 他に類をみない程、強大な能力を有し常に強制的に能力制限が設けられる。
緊急時においても制限を解除するには政府の許可が必要。
能力者としては最高峰となる。
Aランクの能力者は全て政府の管理下におかれる。
B : 強力な能力を有しており常に能力制限を義務化されている。
緊急時においては現場指揮官の認証で能力制限の解除が可能。
能力者としてはエリートや一流と称される。
Bクラスは全て政府機関に所属し、行動を監視される。
C : 有能な能力を有しており能力の内容によっては能力制限が課せられる。
緊急時には制限を解除される。
能力者としては普通レベルとなる。
能力者は政府に所属し情報が管理される。
D : 能力を有してるが能力制限は課せられない。
緊急時には複数で対処することを推奨する。
能力者は政府、又は政府認定機関へ所属する。
E : 能力を有しているが個人では大きく影響力を及ぼさない。
緊急時には複数で対処を行う。
能力者は政府機関への登録を行う、所属については自由。
F : 能力を有しているが現実に影響を及ぼさない。
《無影響能力》と呼称する。
上記以外にも特例としてSクラスがいるようだが
これは例外も良いところで規格外らしいので
特段気にする必要はないだろうとの事。
次にタイプだが、これは大まかに5種類に分類される。
1 : 物理操作系
物理的に何かを操作する。
火の龍を作る、大気の圧縮し真空を作る、水で壁を作る等が該当する。
操作する物自体の本質は変えられない。
土から鉄を作る等は出来ない。
泥水から成分をより分けて真水を作る等は能力の強さにもよるが可能。
2 : 物理変換系
物質を変換する。
有の物から有を作る。
能力の強さにより何でも作れるが能力使用には厳しい制限がある。
そしてあまりにもかけ離れた属性や質量が違いすぎる変換はできない。
水から鉄は作れない等。
3 : 精神操作系
精神系とはなっているが物理系以外を対象とする為、範囲が広い。
内容としては物理的なもの以外に対して操作を行う。
喜怒哀楽や眠気をコントロールする等が代表例。
相手の感情や考えを読む能力者もいる。
外国の能力者には時間をも操作するランクがいるとの事。
4 : 精神変換系
精神系とはなっているが物理系以外を対象とする。
操作系との違いはあくまでも変えてしまうのが特徴。
簡単に言えば理を変える能力とも言える。
あまりにも影響が大きい能力の所為なのかエリア限定や時間限定の場合が殆ど。
まれに例外もあるらしい。
この能力は危険視されており非常に厳しく制限される。
5 : 特殊系
これは上記に分類されない能力全般を指す。
竜や悪魔を召喚する者や変身する者なんかがいる。
基本的には5を除き、1 < 2 < 3 < 4 で強い、又は影響力がある能力となる。
稀に複数の能力を持つ者をいる。
簡単に纏めればこんな感じだった。
ここまでは《ギフト》自体についての説明だが
この先は《ギフト》持ち、つまり明人の今後についての説明だった。




