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ヒーローの中身  作者: 猫ろろ
ヒーローへの道
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12/36

第11話 試験前半

色々と憤ったものの何かあるわけでもなく試験が始まった。



試験はマークシート方式で100問。



パッと見て内容は常識的な問題っぽい。



これならイケるだろう。





とりあえず例を挙げてみよう。





問.次の状況にもっとも相応しい対応を選びなさい。


 悪の組織が保育園送迎バスを襲いハイジャックした。


 園児は15人、先生が1人、運転手が1人が人質になっている。


 窓ガラスは遮蔽されていて車内や悪の組織の状況は不明。


 貴方がとるべき行動を以下から一つ選びなさい。



 1.人質の安全を早急に確保する為、速やかに突入し制圧を試みる



 2.現場把握を第一とし、無暗に行動を起こさず情報収集を行う



 3.悪殲滅を第一としバスごと消し飛ばす



 4.人質の安全を第一とし、早急な行動は控えヒーローにより表側から犯人にプレッシャーを掛け注意をそらす


  同時に裏側から別のヒーロにより工作を行い敵の弱体化又は無力化を図り


  可能であれば人質の救出、解放する


  人質の安全が確保された事を確認後にヒーロによる制圧を実施する


  なお、行動する際には現場サポート部隊との連携を密に行う事とする 








・・・・。



・・・・・・・。



これはあまりにもねぇ。



なんだよこの回答。



一個だけ明らかに違和感あるじゃん。





まぁ、気にしないで良いか。



でもさ、これで3を選ぶ奴なんか居ないでしょとか思ってたら



隣のやつが「殲滅だな、やっぱり悪は殲滅だよ」とかブツブツ言ってるし。






色々いますよね人って。







ここは2の一択でしょう。




えっ?4じゃないのかって?




いやいや、現状把握も出来てないのに動けるかっての。

 



マジ、情報は命だから。




他の3択はさ、情報を疎かにして行動に出ちゃってるのが駄目だよね。




もう違和感バリバリだよね。




もうこんな簡単な問題に悩む奴なんていないよね。 




しいて言えば4もサポート部隊と連携をとってはいるけど




行動が前提なのがね。



まぁ、これは引っかけ問題だね、うんうん。











「よし、これで全部終了っと予想よりも意外に簡単だったな」





  ◇◇◇





そんなこんなで筆記試験は終了し。


本人は簡単と思っていたようだがどうなることか。





  ◇◇◇





「この後は適性検査か、受ける前に希望コースを選択とね


 ここはヒーローを選択っと


 うし、今のうちにトイレでも行っておこう」




また、フラグを立てようとしたものの現実には何も起こらず



誰とも話しかけることも



話しかけられることも無く



少し休憩を挟んだのち適性検査がはじまった。





まずは身長、体重、体脂肪、視力等の普通の検査。



そこから握力、背筋、立位体前屈等の身体能力検査。



さらに心肺能力、胃カメラ等の臓器類まで精密検査。




「適性検査って言う割には凄くきっちりやるんだな」





その後は問診を受け、色々と受け答えをし午前中は終了。





  ◇◇◇




残りは午後の実施試験だ。




「どんな状況を試されるかわからないが落ち着いて冷静を保つこと」



「自分の能力を信じて挑むこと」



一つ一つを確認しながら心を落ち着かせてゆく。








「・・・・よしっ、大丈夫っ!力の限りやってやろうっ!」






ついに明人の初めての戦いが始まる。



試験と言えども《ギフト》を使った



そう、"物を加速する能力"での戦いがついに始まる

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