1.「チートスキル」って言うくらいなんだからご都合主義でもいいだろ?
衝動的に書いたものなので続きを書くかもわからないためこちらに移動しました。
1.「チートスキル」って言うくらいなんだからご都合主義でもいいだろ?
異世界転生ものは大好きだった。
小説やマンガを読みふけっては大いに楽しんでいた。
だからある時、もし自分が異世界に行くとしたらどんなチートスキルが欲しいかと考えた。
剣や魔法の才能で異世界で無双するのか?魅了のスキルで女性達を虜にしてハーレムをつくるのか?
はたまた鑑定スキルや通販スキルを駆使して異世界でぼろ儲けをするのか?
チートの言葉の意味は『ズルい』。
どうせズルいならどこまでもご都合主義なスキルがいいと思った。
剣や魔法で無双したり、出会った女の子たちを全員魅了しハーレムを作るのも魅力的だと思った。
だけど読み物で見る異世界というのは現代社会を生きる自分にとっては絶対に不便な世界だと思った。
こっちの世界では当たり前に食べられるものが未だかつてない美食になったり、子供の頃には遊んだけど大人になったら遊ばなくなった遊びが大ヒットするような世界だ。
風呂には満足に入れないし、トイレも快適ではない。
食事は美味しいものもあるだろうけど基本的には現代日本で食べていたものの方が美味しいと思われる。
そんな異世界、例え剣や魔法で大暴れしたり日本ではアイドルになりそうな美女・美少女をハーレムにできたとしても絶対嫌になるだろうとそう考えた。
なので目の前にいる女神様に頼み込んで自分でチートスキルを創作させてもらうことにした。まさにチート(ズルい)だ。
そこで自分はどんなスキルが欲しいのかを考えた。
出来れば異世界に行っても自分の生活のレベルをなるべく下げたくない。その為には異世界にあってもネットスーパーのように元の世界の品物を購入できるようにしたかった。
しかし物を買うには対価がいる。
その対価を稼ぐ方法として、異世界にあるものを鑑定し、売る事も出来るスキルも欲しかった。しかも原価よりも高く。
そして異世界を旅するのであれば異世界の貨幣が必要だ。しかし元の世界のものを購入出来るようにもしたい。
諸々考えた結果、俺が考えたのは元の世界で自分でもやっていた『せどり』をベースにしたスキルであった。
①異世界のあらゆるものを鑑定できる。そして元の世界で売却したらいくらになるかの査定も可能。
②どこでも異世界・元の世界のものを問はずに売却・購入が可能で売却金額・購入金額のやり取りは自分名義の『口座』にて取り行える。
③『口座』からは自由に金銭を引き落としが可能な上、引き落とす際には異世界の貨幣で引き落としが可能とした
何とも都合の良すぎるスキルが完成した。女神様の美しい顔が若干ひきつっている気がするが気にしないことにした。
「それじゃあ女神様。このスキル、『異世界せどり』を私のチートスキルにします。異世界に行ったらこのスキルを存分に使って気ままな一人旅でもしようと思います」
「・・・わかりました。もとはと言えば私の不手際で死なせてしまった訳ですし、認めましょう。英雄のような力を手に入れて世界を荒らし廻られるよりはマシですしね」
「そんなことはしませんよ。世界的な流行り病のせいで存分に旅行も出来なくなっていましたし、この機会に好きに旅してみようと思います」
「それもいいでしょう。ではアキラ、異世界でのあなたの旅が有意義なものである事を願ってますよ」
「はい。折角の異世界ですしね。できればエルフの美女とかお姫様とか強くて可愛い女勇者!なんて存在と出会えたらいいなぁと思ってます。あとロリ巨乳な妹属性の美少女とかも」
「出会えたとしてもあなたに魅了のスキルはありませんからね。口説きたいなら自分で頑張りなさい」
「まぁ別に口説けなくても良いですけどね。お金には困らなそうだからこの際色んな娼館に足を延ばして元の世界で溜まった欲求不満を解消するのも悪くないかも・・・」
「・・・魅了のスキルのついでに戦闘スキルも無いのですからね。妄想するのは構いませんが道中でモンスターに襲われて死なないようにしなさいね。今度は救いの手はありませんよ?」
「・・・そうでした。頑張って生き延びよう。まずはせどりで金を稼がないと用心棒も雇えない・・・」
「年齢だけは特別に若返らせてあげますよ。お酒も飲みたいのであれば・・・あなたの世界では20歳からでしたが・・・」
「そこは異世界基準でお願いします。どうせならモテなかった高校生活をやり直すぐらいの勢いでいきたいので」
「ならば17歳にしておきましょうか。冒険者ならそれくらいの年でもお酒を飲む人はいますから。・・・でも程々にするのですよ?飲み過ぎて潰れてそれが原因で死なれたりしたら転生させた私の立場がありませんからね?」
「わかりました。ちなみに魔法は使えますか?」
「あなたのスキルも十分『魔法』ですけどね。才能のタネは与えてあげます。でも自分で努力しなければ使えるようにはなりませんからそのつもりで」
「ありがとうございます!やっぱり異世界行ったら魔法が使えないと!頑張って覚えます!」
「あとは大丈夫ですか?もし何かあれば教会に来て祈りを捧げなさい。事と次第によっては相談に乗りましょう」
「ハイ大丈夫です!何から何までお世話になりました!」
「もとはと言えばこちらが迷惑をかけたからですしね。構いませんよ。それではお行きなさい。まずは無事に街に辿り着けることを願ってますよ」
「・・・え?」
「街の中に突然移すわけにはいかないでしょう?なるべく近くの森の中にしてあげますからせいぜい道中気を付けるのですよ」
「それって『いきなり最終回』のパターンでは?」
「・・・あなたなら出来ます♪」
「そんな昔のアニメの金髪美少女ようなセリフで誤魔化さないでくださいよ!白い高性能ロボットも無いのに!」
「最後にあなたの旅路に女神アルメリアの祝福を!」
「振り切った~!」
こうして現代日本で独身及び低所得者で女性とのお付き合いの経験もなかったアラフォー男、山下アキラは17歳童貞恋人なしのスキルホルダー・アキラとして異世界に転生を果たしたのであった。
続きは未定です




