表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
いつか行った隠れ里  作者: 天野幸道


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

7/20

にわかは盛り上がるが気持ちは盛り下がり

にわかの住人は狸、猿、うさぎなど動物の人化。にわか芝居が大好き、かちかち山も仲良しに、うさぎとか目も一緒に仲良くゴールイン、猿化に合戦では蟹は床屋に、ユキは次第に疲れてしまう。それを見たサルがもっともてなそうと台所道具に料理ショー。法師がそろそろ飽きましたかと聞く。物語中最もばかばかしいところです。よろしかったらブックマーク・評価をお願いします。

挿絵(By みてみん)

皆が料理を食べていると、舞台にたぬきが立ちました。

「とざい、とーざい、東西南北~♪」

皆一斉に、やんや、やんや、待ってましたあ!

「すごいわね、圧倒されるわ。」

「さて美味しい料理も出ましたところ、そろそろ我が町名物”にわか”を始めたいと存じます。」

うわ――、パチパチパチ!!!

「にわかって?」

「お芝居よ。」

 雪がそっと教えてくれました。

「さて今たびは隠れ里よりゆきんこ様、一寸法師、人間界からユキ様をお迎えいたしました。我が町の名優たちがにわか芝居をご覧に入れます。ポン!」

やんややんや

「まずは、私も演じますカチカチ山をご覧あれ。共演はもちろん、うさぎであります。」

うわーーー!!!拍手、拍手

幕が閉まりました。

「ちょっとアイドルのライブ並の盛り上がりね(^^;)」

「この街の住人は”にわか”芝居が好きなのです。何人かが集まるとそこら中で即興芝居を始めるのです。見知らぬ人が来たらそれはもう大変な歓迎になるのですよ。だから見ないといけないんです。」

舞台ではカチカチ山が演じられています。

うさぎがどろの船を沈めようとしている場面です。

「うわーー、水が入って来たぞ、助けてくれーえ。」

「よしよし、助けてやろう。」

「ありがとうございます。」

「そうじゃ、これからはぶんぶく茶釜になりなさい。」

たぬきは茶釜に化けると綱渡りを始めました。

やんややんやと皆の歓声。

「ではうさぎはうさぎとカメのうさぎをやります。」

うさぎは寝転がりグーグー、いびをかく真似。そこへ鉢巻をしてランニングを着たカメが登場。

「おやおやうさぎさんが寝ているな、今のうちに走ろうか?待て待てこれでは子どもが真似をするかもしれません。これこれうさぎさん起きなさい。」

「おやカメさん。」

「どうです一緒に走りませんか?」

「ではまいりましょう、おいっちにぃ、おいっちにぃ。」

うさぎとカメが仲良くゴールすると、猿が表彰状を渡す場面。

「きゃっきゃっ、二人は、いや二匹は仲良きことは素晴らしきことを証明されました。よってここに表彰いたします。」

やんややんやの大歓声。

「ううう、、、ちょっとなんなのこのお芝居。」

「言ったでしょ、疲れるって。」

思わずユキはため息をつきました。

それを見ていたたぬき

「おおお客人が疲れておいでのようです。これはこれは、申し訳ございません。わたしどものもてなしがまだまだ至りませぬようで。ほれ皆の衆、もっともっとごちそうをさしあげて。演ずる出し物も、もっともっと工夫をいたしましょう。見ているものも盛り上げようではないか。」

ははー、と声がすると出て来るわ出てくるわご馳走の数々。それを運んでくるのが皆道具でした。

包丁に、まな板に、お釜に、みな自分で自分の体で料理をしています。

「さあ料理ショーの始まり始り♪!」

 道具たちは、踊ったり歌ったりしながら料理を始めました。

「うわあ、すす、すごい!」

「お客人、いかがでしょう、まだご満足いただけませんでしょうか?」

と狸が心配そうに聞きました。

「えっ、そんなことないです、面白いですよハハハ(^^;)」

「おお、お客様がお喜びだ、皆の衆なお一層おもてなしのにわかじゃ。」

やんややんやの歓声に、今度は猿カニ合戦がが始まり、で敵討ちは残酷だとカニは床屋になって猿の散髪を始めました。

「ユキさん大丈夫ですか?」

そっと法師が聞きました。

「確かに疲れますね。いつ終わるんでしょうか?」


歌舞伎の融通無碍の様なストーリーです、何でもありな荒唐無稽を書いてみました。元々民話などは同じような荒唐無稽な話もあります。よろしかったらブックマーク・評価をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ