にわかは盛り上がるが気持ちは盛り下がり
にわかの住人は狸、猿、うさぎなど動物の人化。にわか芝居が大好き、かちかち山も仲良しに、うさぎとか目も一緒に仲良くゴールイン、猿化に合戦では蟹は床屋に、ユキは次第に疲れてしまう。それを見たサルがもっともてなそうと台所道具に料理ショー。法師がそろそろ飽きましたかと聞く。物語中最もばかばかしいところです。よろしかったらブックマーク・評価をお願いします。
皆が料理を食べていると、舞台にたぬきが立ちました。
「とざい、とーざい、東西南北~♪」
皆一斉に、やんや、やんや、待ってましたあ!
「すごいわね、圧倒されるわ。」
「さて美味しい料理も出ましたところ、そろそろ我が町名物”にわか”を始めたいと存じます。」
うわ――、パチパチパチ!!!
「にわかって?」
「お芝居よ。」
雪がそっと教えてくれました。
「さて今たびは隠れ里よりゆきんこ様、一寸法師、人間界からユキ様をお迎えいたしました。我が町の名優たちがにわか芝居をご覧に入れます。ポン!」
やんややんや
「まずは、私も演じますカチカチ山をご覧あれ。共演はもちろん、うさぎであります。」
うわーーー!!!拍手、拍手
幕が閉まりました。
「ちょっとアイドルのライブ並の盛り上がりね(^^;)」
「この街の住人は”にわか”芝居が好きなのです。何人かが集まるとそこら中で即興芝居を始めるのです。見知らぬ人が来たらそれはもう大変な歓迎になるのですよ。だから見ないといけないんです。」
舞台ではカチカチ山が演じられています。
うさぎがどろの船を沈めようとしている場面です。
「うわーー、水が入って来たぞ、助けてくれーえ。」
「よしよし、助けてやろう。」
「ありがとうございます。」
「そうじゃ、これからはぶんぶく茶釜になりなさい。」
たぬきは茶釜に化けると綱渡りを始めました。
やんややんやと皆の歓声。
「ではうさぎはうさぎとカメのうさぎをやります。」
うさぎは寝転がりグーグー、いびをかく真似。そこへ鉢巻をしてランニングを着たカメが登場。
「おやおやうさぎさんが寝ているな、今のうちに走ろうか?待て待てこれでは子どもが真似をするかもしれません。これこれうさぎさん起きなさい。」
「おやカメさん。」
「どうです一緒に走りませんか?」
「ではまいりましょう、おいっちにぃ、おいっちにぃ。」
うさぎとカメが仲良くゴールすると、猿が表彰状を渡す場面。
「きゃっきゃっ、二人は、いや二匹は仲良きことは素晴らしきことを証明されました。よってここに表彰いたします。」
やんややんやの大歓声。
「ううう、、、ちょっとなんなのこのお芝居。」
「言ったでしょ、疲れるって。」
思わずユキはため息をつきました。
それを見ていたたぬき
「おおお客人が疲れておいでのようです。これはこれは、申し訳ございません。わたしどものもてなしがまだまだ至りませぬようで。ほれ皆の衆、もっともっとごちそうをさしあげて。演ずる出し物も、もっともっと工夫をいたしましょう。見ているものも盛り上げようではないか。」
ははー、と声がすると出て来るわ出てくるわご馳走の数々。それを運んでくるのが皆道具でした。
包丁に、まな板に、お釜に、みな自分で自分の体で料理をしています。
「さあ料理ショーの始まり始り♪!」
道具たちは、踊ったり歌ったりしながら料理を始めました。
「うわあ、すす、すごい!」
「お客人、いかがでしょう、まだご満足いただけませんでしょうか?」
と狸が心配そうに聞きました。
「えっ、そんなことないです、面白いですよハハハ(^^;)」
「おお、お客様がお喜びだ、皆の衆なお一層おもてなしのにわかじゃ。」
やんややんやの歓声に、今度は猿カニ合戦がが始まり、で敵討ちは残酷だとカニは床屋になって猿の散髪を始めました。
「ユキさん大丈夫ですか?」
そっと法師が聞きました。
「確かに疲れますね。いつ終わるんでしょうか?」
歌舞伎の融通無碍の様なストーリーです、何でもありな荒唐無稽を書いてみました。元々民話などは同じような荒唐無稽な話もあります。よろしかったらブックマーク・評価をお願いします。




