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いつか行った隠れ里  作者: 天野幸道


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魔王はイケメン!

魔王召喚猫招きダンスと踊ると魔王が現れた。以外にも本性はイケメンでユキが見とれてしまう。

挿絵(By みてみん)

「ミーヤウ!」

可愛く、セクシーで時に激しく、時に優しく、ミーは踊り始めました。

「おー!おー!ウッスー。」

ユキ「ちょっとなんで臼さんがオタダンス踊ってるのよ!」

「だって可愛いっウッス。」

ミーは踊りの合間に、猫招きの仕草をしています。だんだん猫招きの仕草に反応するように、祭壇の前に炎が揺らぐようになりました。

「来るわ、魔王が。」

「みんなそこの岩陰に隠れてください!」

 ミー以外は岩陰に隠れました。

メラメラ揺らいでいた青い炎が一気に赤い炎に燃え上がり、中から魔王が現れました。

「魔王参上!ワハハハ、誰じゃあわしを呼び寄せたのは!」

「はーい、私で~すにゃあ!」

「うむ?おおそうか、お前は猫又じゃな。猫は魔物というがお前が呼んだのじゃな。お前のようなかわいい猫娘なら毎日でもやって来るぞよ、うひひひ。」

「魔王ロリコンね。」

 ユキは呆れてました。

「で、わしに何の用じゃ?」

「魔法を学びたいですにゃ。」

「魔法はお前たち猫又一族にも、知っているものがおるではないか。」

「あたしたちは化けることはできるけど、今の時代特殊メイクでだれでも変装できるのにゃ。それで私たちの商売もあがったりなのにゃ。魔王様に『思い断ち切りの術』を学びたいのですにゃ。副業で『しがらみ離したい』をやりたいのにゃあ。」

「思い断ち切りか、あれは難しいぞよ。ただじゃ教えぬぞよ。うひひ」

「エロおやじ、、、。」

「シー、ユキさん聞こえてしまいますよ。」

 法師が指を口に当てました。

「魔王様を喜ばすために、今日は一座を率いて来ましたにゃあ。」

「何一座とな?それは良い、ではわしを喜ばせてくれ。」

そういうと魔王は手を上げました。するとあたりに客席ができるわ、物売りは出るわ、それはそれはたいそうな賑わいに。

「まるで野外ライブ会場ね。」

「ではわしも本性を現すとするか。」

そういうと魔王はマントで身体を覆い、呪文を唱えました。

「くわーーーー!!!」

マントを外すとそこには

「イケメン!♡」

「シー、ユキさん気をつけて。」

「魔王様、おひさしぶりで素顔を見たですにゃあ。」

「全く、世の中魔王というと鬼のでかいやつを勝手にイメージするからなあ。魔王人材派遣業としたら営業に差し支えちゃうんだよ。この間なんか逆ナンされちまったし、しょうがないから化けてるんだが。」

「ちょっと、イケメン過ぎるじゃない、しかも私のタイプだし♡。」

「だから心配してたの、絶対に私のそば離れちゃだめよ。」



民話の中に現代のパロディも入れてみました。

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