20招き猫ダンス
魔王を呼び出し、飛梅と黒梅を繋いでいる、黒い糸を切ろうと言う作戦。魔王呼び出しの招き猫ダンスが始まります。
「それで、ミーはにゃにをすればよいのかにゃー?」
「うぐいす姫から伝心があったのよ。私の心に声が聞こえたのよ。それでアドバイスをくれたの。」
「伝心ってテレパシーかしら?」
「そうとも言うと思います。」
「でなんて言ったのでウッス?」
「みんなであやしの魔王を呼び出すのよ。魔王はこの世の生き物に憑りついているの。だから魔王の力を奪えば、そのものの力は無くなるの。そうすれば飛梅さんと黒梅さんを結んでいる黒い糸もなくなるのよ。」
「でも糸が無くなったら黒梅さん死んでしまうんじゃないの?」
「黒い糸にはあやしの魔王の魔力が効いてるのよ。だから魔王の力が利かなくなれば、糸が無くても黒梅さんは死なないで隠れ里に戻れるわ。そこでね、ミーさんの出番になるのよ。」
「にゃんにゃの?」
「知りたいにゃあ。あらうつっちゃった。」
「ミーさんにね、招き猫ダンスを踊ってもらうの。猫は魔物って言う通り魔界の入口を開けられるのよ。それで魔王が現れたらきっともっと面白いことやれっていうわ。そこで私たちが魔王が喜ぶような出し物をするの、そしてすきを見てう、ぐいすの羽とゆきの氷の結晶で攻撃するの。そうすると魔王の力が失せて、憑りつかれたものは元に戻り、私たちの言うことを聞くようになるの、そうすれば糸は自然と切れるの。」
「魔王か手ごわい相手だ。」
法師は腕組みをしました。
「食べられちゃうのではないウッスか?」
「大丈夫よ、でもユキが心配だけど。」
「私が?」
「魔王ってユキが思っているような恰好じゃないのよ。それにこの中で唯一ユキが人間だもの。一番狙われるわ。」
みんなは魔王呼び出し作戦を立てました。ユキは予防のためにうぐいす餅を少しかじり、羽で呪文をかけてもらいました。
野原に祭壇を作り、そこでミーが踊れるよう舞台を作りました。
「みんな用意は良い?」
はい!
「さあ行くわよ~♪ミーの魔王招き猫ダンスにゃあ♪」
歌舞伎の融通無碍の世界観でお話を構成してみました。歌舞伎の融通無碍はギャグマンガやパロディの先駆けの様なものです。




