あやしのタウン
あやかしの街で臼が憑りつかれてしまい、みんなで助けようとします。
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「あやしは人間の変化に応じて変化するの。都会は人の結びつきが弱いわ、だからある意味心に入り込みやすいから、あやしの里の一部も都会の姿に変わったのよ。」
「あそこは都会の繁華街、こちらは住宅街、学校まである!里じゃなくてタウンだわ。」
「このごろは学校にもあやしは入り込んでいるのです。」
「ここで人に出会ってもみな人間じゃないのよ、ユキさん気をつけて。」
「飛梅さん、風はあなたを狙って来るはず、風を感じたら知らせて。」
皆は住宅街に入りました。
「感じるわ、私がさらわれた時の風を。」
皆は身構えました。
「来るなら来いでウッス。押しつぶすでウッス。」
「風はつぶせないわよ。」
「大丈夫でウッス、見ててご覧ウッス、ほらこんな風にドンドン、いやまだまだドンドン!」
「臼さん、そんなに音をたてたら気がつかれますよ。」
「なーにかまわないでウッス。飛び上がり落ちるでウッス、ほーれ、どしーん!もっと高くそーれドッスーン!!」
臼は飛びあがり、落ちてはまた飛び上がります。
「臼さん変です。」
「あやしの霊気を感じるにゃ。」
「あやしに心が支配されているわ!」
「止めないと、臼は自分で自分を壊してしまいます!」
「臼さん、臼さん落ち着いて!」
ユキは臼を押さえようとしました。
「大丈夫でウッス、ドカーン!」
「きやー。」
ユキは臼に跳ね飛ばされてしまいました。
ゆきは臼に近づき、ふところからうぐいすの羽を出すと
「あやしのものよ、退散せよ、ホーホケキョー!」
ゆきの手にした羽からうぐいす色の光が出て臼を覆いました。
「ううう、ウッス、なんでウッス。」
臼はだんだん静かになりました。
「もう大丈夫よ。」
「面目ないでウッス。」
「あやしは我々に気づいたようです。一人ひとりを倒していくつもりなのでしょう。」
みな一層身を寄せあい歩き始めました。
「風はあちらの方から感じます。」
飛梅が指差した方向は学校のある住宅街でした。
「都会の町なのに、、誰も見かけないなんて不気味だわ。」
童話、民話、怪談を織り交ぜたシーンです。




