表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『異世界転生した俺、スライム蹴ったら国家災害扱いでした〜常識バグ世界で俺だけルール外〜』  作者: 関澤諭


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

8/27

第8話 初依頼(強制)なんだがどう考えてもおかしい

「――というわけで、依頼です」

「聞いてない」


 即答した。


 ギルドのテーブルの上には、一枚の紙が置かれている。


「いやお前さっき“協力者”って言ったよな?」

「はい」

「なんで即依頼になるんだよ」

「困ってる人がいるので」

「逃げ場がない」


***


「内容はこれだ」


 筋肉男が紙を指差す。


「近くの村で魔物が増えてる。原因調査と討伐」

「重いわ」


 どう考えても初心者向けじゃない。


「俺レベル1なんだけど」

「関係ないだろ」

「関係あるだろ!?」


***


「安心してください」


 リゼリアが言う。


「私も同行します」

「それでも不安しかない」


 むしろ被害が増えそうで怖い。


***


「報酬も出るぞ」


 筋肉男が付け加える。


「金か……」


 少しだけ揺れる。


***


「……いやいやいや」


 首を振る。


「金より安全だろ普通」

「安全ならお前がいるから大丈夫だ」

「その理屈やめろ」


***


 その時。


「……あの」


 小さな声が聞こえた。


 振り返ると、一人の少女が立っていた。


 服は少し汚れている。表情も不安げだ。


「その依頼……私の村なんです」


***


「……え?」


 空気が変わる。


「家族が……怖がってて……」


 震える声。


 目には涙が浮かんでいる。


***


「……」


 言葉が出ない。


 さっきまでの軽い空気が消えていた。


***


「ユウト」


 リゼリアが静かに言う。


「どうしますか」


***


 少し考える。


 危ない。面倒。巻き込まれる。


 全部分かってる。


***


「……分かったよ」


 ため息をつく。


「行けばいいんだろ」


***


「おお!」


 筋肉男が嬉しそうに声を上げる。


「助かる!」

「まだ何もしてないからな?」


***


 少女が頭を下げる。


「ありがとうございます……!」


「いや、まだ何もしてないから」


 二回目である。


***


 こうして俺は――


 初めての“依頼”に向かうことになった。


***


 その日、ギルドに新たな認識が広まった。


 この男は――


 結局断れない。


「……なんでこうなるんだよ」


 本日四回目の本音である。

「ここまで読んでいただきありがとうございます!

ついに(半強制的に)初依頼スタートです(笑)

ここから物語が一気に動き出しますので、楽しんでいただけたら嬉しいです!

よければブクマやいいねで応援していただけると励みになります!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ