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第6話 変人ブルー・アルトリオ

バトルに入りたいけど入れない…

どうも、冒険者ブルー・アルトリオです。

え?いきなりどうしたって?

いや〜袋に入ってたイアリングつけたら髪青くなったからそう名乗ったけど。あ、アルトリオは適当。

っべーわ、安直すぎた、名乗った後から後悔が凄いよもう。

暗いのから青いのに変わっただけじゃねえかよ、これは失敗したなぁ。

ま、いいか。案外誰も気にしてねぇし。

とりあえず冒険者になってみましたよと。アレだよ、何でも屋的なアレですよ。

そんな事よりもこの差別はなんじゃらほい?

イーシャ大陸に入ったら差別が凄いよもう。亜人に対してのな。

え〜、確かヴァンは停戦合意の後、友好条約を結ぶ一端として奴隷制度の撤廃と元奴隷の就職を願い出た(強制)の筈だ、特に亜人捕虜、あるいは亜人奴隷のはな。なのに…凄い惨状だ。

どうやら人間達は元奴隷達を冒険者って形で就職させたみたいだだが、冒険者ギルドに行けば「此方は人間専用の依頼となっておりますので…」と受付のお姉さんが亜人を追い払う。街の店に行けば「亜人の方にはちょっと…」と亜人は商品を売ってもらえない。

ナンダコレ?ガキのイジメかよ、阿呆らし。

元敵とは言えここまでとはな…まぁ、俺も前世で嫌いだった奴と仲良くしろとか言われても無理だが。

しっかし気づかないもんかねぇ?人間側は完全に負けてるのに。停戦をヴァンから言いだしたから向こうが降参したとでも思ってるのか?それなら相当頭悪いぞ。

ま、十中八九そうだろうけど…

こんな惨状ヴァンが目の当たりにしたらブチ切れるな、まぁ上手く隠してるのか知らんが、国の上層部は冷や汗者だな。何しろもっ回戦争したら負けるの確実だってのに民が火種ばら撒きながら盆踊りしてる状態だからな。

コレはほって置けない。このままだとイーシャ大陸の亜人が全滅ちまう、そこら辺にいるやつも既に生気がない。

どうにかせんと。

にしてもこの状況面倒いなぁ、面倒いけど仲良くはしてもらいたいし、喧嘩の仲裁なんてなんで俺がせんといかんねん。

まぁ、お金も一杯あるし、気長にやりますかねぇ〜。


「と言う事で、家が欲しいんです」


と、突然言い放つ俺!困る店員!ここは前世で言う不動産!俺、家を買う!


「…はぁ、どう言う事でしょう?」

「細かいことはいいんだよ、それより食堂と宿屋が同時に出来る様なデカイ家が欲しんだよワトソン君」


と、カウンターに手をついて変なポーズをとりながら言うワシ、恥じらいは…ないッ‼︎


「で…でしたらこちらのカタログに…」


ちっ、もう少し混乱したら面白そうだったのに仕方ない。

さてどれどれそのカタログとやらを見せて貰おうか。

ん?コレとか良さそうじゃね?


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「っし、一つ目の目的終了次!」


二階建ての大きい家を一括で買った俺は次の現場へ向かう…そこは、市場だッ!


「ここにある回復薬を全部くれ」

「ぜ、全部ですか!」

「うん。あっ、コッチの魔力回復薬も全部頼むわ」

「し、しかし買い占められてしまいますと他のお客様に…」

「コレでも?」


と言って金貨1枚。日本円で10万だな。回復薬と魔力回復薬が一つ100円〜200円だとして、それが200本づつ位、つまりどんなに高くても8万以下。んでもってコッチの世界だと日本より物価が安い訳で。


「ありがとうございました〜!」


となる。

さて、アイテムは買った次だ。

俺は様々な店を渡り歩く。

武器屋

雑貨屋

家具屋

八百屋

魚屋

肉屋

それらで買った物を幾つかの魔法袋(四次元ポケット的な物)にぶっ込み、最後に大工の所に行ってリフォームを頼む。

で、出来上がったのがぶっちゃけ小ちゃなギルド。ギルドの中は何でも屋だしな、似たようなもんを作り上げて貰った。

一回は何でも屋あんど食堂兼酒場。二階は宿スペース、個室でクローゼットと机、椅子、ベットだけの簡単な部屋をなるべく多く作る。

リフォーム中俺は宿をとりながらギルドの依頼をこなしてランク上げをするんだが、この世界でのランクはG〜お決まりのSまでだ。なんで異世界にアルファベットあるねん!つかゴブリンとかオークとかトロールて、どこの国の言葉だと思ってんだよ!言語カオス過ぎだろ‼︎

まぁそれは置いといて。

俺は依頼をこなしながらリフォームが終わるのを待つ。

俺が何しているかと言うと、勿論亜人差別をなくす為の作戦だ。

先ずにして、コッチの大陸にいる亜人に死なれなら敵わん。その為亜人を保護するつもりだ。

人間もついこの間まで戦争をしてた相手に仲良くする気にはならんだろう。だから人間には期待しない、今は兎に角亜人を保護する。

買い出しもその為だ。ぶっちけリフォーム終わってからでもいい気もしたけど、亜人さん達の中にはもう死にかけのヤツとか犯罪に走るヤツが出始めてる。ので、そんな彼等に落し物の振りして色んな物をプレゼントする訳だ。

無季節サンタの誕生だよ。

面と向かってやると逆に怪しまれるしな〜。

んでもってリフォームが終わったら本格的に保護を開始しようと思う訳だ。


「っし、作戦開始だな」


と言う事でリフォームが終わったから作戦開始。

先ずは張り紙!

スタッフ募集(人種問わず)+地図

の張り紙をそこら中に貼る!

次!

奴隷崩れの亜人冒険者を探す!

そして再教育だ!

君たちには強くなって貰おうか!

HAHAHAHA!

次!

亜人差別で暴行を振るう人間を〆る!

ツラ貸せ?俺の面貸してやるよ!

次!

生きる為に奴隷の様な生活に甘んじている亜人に声をかける!

なんで甘んじてんだよ!もっと熱くなれよぉぉぉおおお‼︎

そんな事をしていると、街にある噂が流れ始める。

『青い髪の変人がやって来た』

俺は泣いた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

は時間だけが飛ぶ。

-----------------

は視点が変わる。

と言う規則を作ってみました。

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