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キミに伝える異世界のコト  作者: 久しい田んぼ


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相談

昨日の計画についてだ。


木材についてはなんとかする目処が立った。


鉄などの金属資源については他との取引でどうにかできる。


問題は食糧だ。


現在は街の西にある農地で賄っている。


本当はさらに西、川を挟んだ対岸も農地にする予定だったがブドウ農園にしてしまったからな。


これから先の食糧計画が未定だ。


人材を受け入れるためにも早くなんとかしなければならない。


やはり近くに別の農村でも作るべきだろうか?


計画が変わりすぎて不安定だが後々作る予定ではあった。


食糧は疫病の対策として生産地を分散させた方が良いからだ。


港町を作る予定があるのだから一つくらい作る街が増えたところで構わないだろう。


ただ忙しくなることに変わりはない。


今も余裕があるわけではないのだから計画どまりとなる。


いずれやろう。






話は変わり、来客だ。


シグマが来た。


………あなたつい昨日もきてなかったっけ?


ドゴールの転移門があるとはいえこうも頻繁にきていいのだろうか?


忙しいのだろう。


「忙しいのはそうなんですがね

無視できない問題が出てきまして

その相談に乗っていただけないかと思った次第です」


なるほど相談か。


構わないが俺たちが何かできることなのか?


「はい、もちろんです

それにそちらにとってもかなり利益のある内容です」


そうなのか?


損得勘定で動くわけではないが利益があるのなら嬉しい。


喜んで引き受けよう。


「ありがとうございます

早速本題に入りますが…………」






内容を簡単に訳すと流浪者をなんとかしてほしいとのこと。


ドラゴンの庇護下に入るため大勢やってくるらしい。


そうやってキリジャロは大きくなって行ったが流石に限界が近づいてきたらしい。


だから少しでもいいから受け入れてくれないかと頼みにきた。


流浪者は下手に追い返すと他の国や街から迷惑だと言われ下手したら戦争の口実にされることもある。


こんな感じだ。


「………なんというか都合がいいな

ちょうど人手が欲しい時にこんな良い話がやってくるとは思わなかった」


「前々から人手不足についてはドゴール様から聞いておりましたのでね、ちょうどタイミングが良かっただけですよ」


ハハハ、そうか。


考えても仕方ないから放置するが多分ドゴールが根回ししてくれたな。


気がきく男だ。






かくして人材を確保する目処はついたのだがいかんせん準備が足りない。


他のことわ後回しにしてでも住居を作るべきだろうか?


「その点についてはご心配なく

キリジャロから派遣させていただきたいと思います」


………それはありがたい話だが大丈夫なのか?


こちらの町に力を貸す余裕はあるのだろうか。


「土地さえいただければすぐにでも建築をはじめれます

ただ我が街は食糧不足が悩みの種でしてそのあたりにご助力いただけるのならば幸いです」


この世界では慢性的な食糧不足だと聞いていたがこれほどなのか。


しかし他の街から買ったりはしないのかな?


「どこの町も売る余裕がないんです

それに時期の問題もあります」


確かに今は冬を越したばかりだ。


保存していた食料を消費することで凌ぎ新たに生産を始めるような季節だ。


………食糧か。


決して我が町に余裕があるわけではないのだがな。


今後のためにも仲良くしていたい。


副作用こそあるものの成長薬だってある。


「大至急食料を増産しよう」


荒地になったとしてもそこに人がいる限り街は滅びたりしない。


全力を尽くそう。







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