義両親 2
ドゴールがシャルロッテを連れて帰ってきた。
見たところは元気そう。
だがいうべきことは言ってやらねば。
いくらドラゴンでもあまり親を心配させるようなことはしないでほしい。
お前がいなくなってからの日々は大変だったんだぞ。
.........主にドゴールがだがな。
連絡が取れないのに被害報告だけは届けられるのが余計たちが悪い。
止めろと言われてもあっていないのだからできるわけがない。
しばらくしたらシャルロッテを連れて謝罪行脚だろうな。
「一方の話だけをうのみにするのはどうかと思うんだけどね.........」
「どういうことだ?」
「ワタシが暴れたのはワタシに害を与えようとした相手のいるところだけよ」
血とか鱗とかを狙われたのか?
確か魔道具の材料になるんだったかな。
「それだけならまだいいわ
ワタシが持っている錬金術の知識まで狙ってきたのよ
しかも反抗をできないようにするために精神支配までしようとしたわ」
.........少し誤解があったようだ。
「すまないな
頭ごなしに怒ってしまって」
後で国を何個か滅ぼそう。
嘘をでっちあげるような奴らには罰を与えねば。
「さてと.........」
次は旦那の番だ。
中途半端な気持ちしかないのならば丁重に追い出そう。
それが本人のためだ。
事件は起きる前に止めなければ。
.........まあまずは初歩的な質問からだ。
「君の名前は?」
「翔也です」
「仕事は何かな?」
「これと言ってまだ何も
春になったら農業をやろうかと」
うーむ、及第点と言ったとこかな。
あまりぱっとしない。
シャルロッテの好みは知らんがいかにも普通な感じ。
.........いや待てよ。
なんでこいつは俺と話せているんだ?
俺は覇気を出している。
普通の人間なら失神するくらいだろう。
ならこいつは.........。
「彼はねワタシよりも強いのよ」
やっぱり。
こう見えて強いんだ。
そうでもなきゃシャルロッテと結婚なんてできないだろうな。
これはまずいな。
今後の安全のためにも友好関係を結ばねば。
「今後ともよろしくお願いします」
.........これくらいしか言えないよ。
どうにかして味方のままでいてほしい。
私の隠居先の一つにしたい。
孫も楽しみだな。
シャルロッテが子育てできるかは知らんが。
まぁただで私の要求を押し付ける気はない。
彼らの方も聴こう。
「なに?
人材が必要だと」
……人材か。
誰かいたっけ?
下手な人物を連れてくとこの街の領主に文句を言われそうだ。
「だけど期待されちゃったしな」
……
………
うんそうだな。
領主には悪いと思う。
無理強いはしないが断ってこなければ連れて行こう。
優秀なものたちは新天地で輝いてほしい。
色々あって遅くなりました




