準備は整った、今こそ役所を建てるときだ
「明日から役所を建て始めようと思います」
そうか。
かなり先延ばしにしてしまったな。
他に優先すべきことが多かったから仕方ないか。
……付るにあたって計画案の修正をしようかな。
今の我が街はかなり広くなった。
その最高管理者がいる場所となればそれなりの威厳が必要だろう。
それに職員として働く者の人数自体にも変化があるのだ。
戸籍、税金、土地、農作物の収穫量……色々まとめるべき情報がある。
それらをすべてやるにはかなりの人数が必要となる。
だが計画にある役所はかなり小さめだ。
「まぁ、そうですね
ここ最近の発展具合を見るからに役所としての機能が足りなくなりそうですしね」
だよな。
それに当初は俺とシャルロッテが役所に住む予定だったがそこについても変更を加えたい。
快適に改良した自宅があるのに引っ越す意味が見えないからだ。
つい最近までただのボロ屋だったが今は違う。
思い切って風呂場を作ったせいかいろんなとこが気になり始め、改装に改装を重ねた。
するとどうだ。
住みやすさが格段に上がったのだ。
シャルロッテも出たくないと言ってる。
「まぁ、てな感じで計画案をきちんと修正しよう」
今なら余裕があるから妥協はしない。
ワイン制作が軌道に乗れば外貨も獲得でき、それで外から資材を買うこともできる。
「……かなり大きな計画ですよね」
「あぁ、そうだな
時間はかかるかもしれないがよろしく頼む」
もちろん安全を第一にだ。
「お任せください」
建築部隊は建設予定地の整備をしている。
カルナを除いて。
修正計画案をまとめるためだ。
参加者は俺、シャルロッテ、カルナ、カルメンだ。
「さて、役所の新たな計画についてだが何か要求はあるか?」
「翔也様らが引っ越さないとなれば役所の部屋について考え直す必要がありますね」
あぁ、そうだな。
俺たちが住む予定だった部屋はいらないもんな。
「それに後々は議会なども必要になってくると思います」
「議場も必要だな」
「役所の窓口を業務ごとに分ける必要もあると思うわ」
………かなりあるな。
今までの案が中途半端すぎたかな。
まぁいいか。
「えっと……
これら全ての案をまとめると…….」
入ったら窓口があってその奥に職員達の仕事場、さらにその奥に議場を配置と………。
「議場は安全性の観点から2階以上に配置する必要があると思います」
安全性がか……。
……さらに職員休憩室と会議室、資料保管所を作るとしてだ。
「来賓と話すための部屋も必要ね」
「……全て計画に詰め込んで立てるとしたら3階建てくらいになりそうですね」
いけるのか?
「いけます
ただ、建材とは相談させてください」
当初の計画を遥かに越えそうだしな。
まぁ、余裕のある人材に採取を任せよう。
ちなみに外壁についてはレンガと木材を組み合わせたものにする。
建物としての美しさと品を出すためだ。
仕事を任せたカルメンはかなり張り切っている。
期待したい。
屋根については鍛治集団と要相談だ。
エルナスが言っていた銅板の屋根を被せたい。
今は鉱山を掘りに行ってしまいいないが帰ってきたら依頼をするとしたい。
「まぁ、こんな感じで作業を始めよう」
「はい!!」




