勉強前の一休み
「お昼おいしかったー!デザートのムースもさちが作ったんでしょ?」
「本当にすごいわ、さち」
「毎日やってればできて行くのよ。さぁ、勉強の続きやるわよ」
「でも、さちちゃん、お腹いっぱいだから、ちょっと休憩したいかな〜・・・」
「すみれまで・・・・」
と、3人がダレているので、私も少し休むことにする。
「そういえば、私まだすみれの部屋に行ってないわね」
「そういえば、まだ来てないね。う〜ん、今来てみる?」
「お、すみれの部屋見たい!」
「私もよ」
というわけで、皆ですみれの部屋にお邪魔することにした。だが、
「やっぱり、10分だけ待っててくれない?」
と、すみれがごね始めた。珍しい。
「だめよ、普段の様子を隠しちゃもったいないわ」
「ん〜・・・・じゃあ仕方ない。ビックリしないでね」
普通の部屋の何にビックリするのだろうか?
実は片付けができない?
→すみれは片付けなどは得意だ。
何かを飼ってる?
→ペットのにおいとかはない。
考えても仕方ないので行くことにした。そして、部屋の前。
「いくよ〜」
がちゃ。とすみれがドアを開けると、部屋の真ん中にテーブル、すみにベッドやテレビのある普通の部屋だった。
「驚かさなくても、普通の部屋じゃない」
「あはは・・・ちょうどお片付けしたんだった」
「さちー、多分すみれが隠してたのは、これだよ」
部屋の隅に置かれた黒い箱。中には、なんか色んな機械らしきコードとかが沢山入っていた。
「これは、なに?」
「こっちはグルーガン。これははんだごて。ピンセットにビーズ、などなどです」
「なにに、使うの?」
「私の製作とかに・・・・」
「あれだけ部屋の片付けをしようとしてたのは?」
「ピークの時はコードもビーズも出しっぱなしの時があるので、念のため確認したくって・・・」
さすがは美術分野で有名なすみれだな、と思った。




