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私の前で命を馬鹿にするな  作者: 黄野ポピー


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いつもとは違うお昼

「おいしい!」

「パスタもサラダも素晴らしいわ」


蘭と明が一口食べてすぐに感想を言ってくれる。そこまで大きなリアクションだと作った甲斐があったというものだ。


「調味料の加減なんかはおばさんが全部やってくれたんだよ」


「火加減とか温度管理はさちちゃんじゃない。よく言うでしょ?料理は火加減って」


「ミートソースは爽やかな香りがするけど、しっかりとお肉の味がするね〜」


「トマトの缶詰と一緒に入れたローリエの効果ね。臭みを消して、爽やかな香りをつけられるの」


「サラダもみかん入ってるのいいね。見た目もかわいいわー」


「なんか給食とかで食べたことあるな」


「家では食べたことなかったけど、これもうまいです」


「そういえば、みかんのサラダのドレッシングってどうやって作ったの?」


「オリーブオイルとレモン汁、みかんの缶詰のシロップを少し混ぜて、しっかり混ぜるの。お酢でもいいんだけど、果物同士のほうがいいかなって」


つまり即興でこれが出来たと。


「さぁさ、サラダはこれだけどけど、パスタはおかわりあるからね。沢山食べてほしいわぁ」


「「「「おかわりお願いします!」」」」

蘭とひとみ先輩、男性陣が即座に反応した。


「チーズをかけるのもいいねー。おいしいよ、さちちゃん」


「ありがとう、すみれ」


普段ならば康太がいる。蘭と明はいない。いつもと違うだけでこんなにも雰囲気が変わるものだ。


「あ、デザート食べる人いますか?」


「「「「「「はい!」」」」」」


私とおばを除く全員が手を挙げた。ミートソースもサラダも食べきったあと、前も作ったムースを皆で食べることにした。


普段とは少し違った、幸せな時間だった。

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