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高校生対和食

「ごはん、いつもと違う気がする」


「そうか?いつも通り美味しいけど」


「いや、美味しいんだけど、なんか、違う」



という、ひとみ先輩のひと言でん〜?と唸りながらごはんをちびちび食べる皆さん。


「今日はごはんに昆布を入れて炊いてるので、旨味があるんだと思います」


「旨味!これが旨味なんだね」


「ちなみに旨味は筑前煮のしいたけや鶏肉からも出てるので、合わせるとより美味しくなるそうです。いつもとの違いをゆっくり味わってください」


筑前煮の具は鶏肉としいたけ、にんじんに里芋、たけのことオーソドックスなものにしてみた。味はしっかりと染みた会心の出来。おばのおツマミはこれに決定している。


鮭の塩焼きの方はシンプルながらも絶妙な塩加減がご飯を加速させるだろう。ごはんはたっぷりと炊いてあるので足りなくなる心配はしてない。


「美味しい〜。なんかじんわりと美味しい気がする」


「旨味の表現は難しいですよね。でもその感覚で合ってると思います」


「鮭と合わせてもいいな・・・和食ってもっと質素っていうか、腹減りそうな内容だと思ってたけど、これはいけるよ」


「お寺なんかの精進料理だとお肉やお魚とかを使わないらしいので、そのイメージが付いたんだと思います」


「今日のメニューから鮭と鶏肉を抜いたら精進料理ってことになるのか」


「それならそれで出汁とかも変えるので、明確には違いますが、大体そうですね」


精進料理なら、昆布としいたけの戻し汁あたりを使うそうなので。それはそれで美味しそうだが。


「とにかく今日も美味しいよ〜」


「本当ね〜。さあ、このごはんを美味しく食べたらまた勉強再開よ」


「「おう・・・・」」

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