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私の前で命を馬鹿にするな  作者: 黄野ポピー


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にんじんしりしり

「・・・・・・で、この公式にあてはめると、こうなるから」


「待って待って、えっと・・・・6.5センチ?」


「そう、正解。出来るじゃない」


「いや、さちの教え方が上手いからだよ。ホントに分かりやすい」


「次は私からだよ。さちちゃんはお昼食べててね」


「ありがとう、すみれ」


「さぁ、来なさい」


「じゃあこの単語を現在形と過去形にしてくれるかな?」


「動くはmoveとmovedね。読むはreadとreadedだったかしら」


「なんでもed付けるわけじゃないんだ。答えはreadって書いて、レッドだよ」


「・・・・・過去分詞形までやった方が覚えるんじゃないかしら?」


「う〜ん、そうなんだけど、まずは現在形と過去形だけでやってもらおうかなって。過去形まで覚えちゃえば過去分詞形ってノリで覚えられない?」


「それはありそうね」


今は昼休み。近くに迫る中間テストの勉強を軽くしているところだ。私が数学を、すみれが英語を出した。問題を出すのも復習になるもので、私も数学の基礎分野はそこそこ勉強になっている。特に他人に分かるように説明が出来るまで理解する、というのがいいようだ。なお、すみれは英単語をちゃんと単語帳に書いているので、スペルのミスも減っていくだろう。


「お、今日もさちのお弁当のおかず美味しそうだね」


「今日は『にんじんしりしり』ね。ツナ缶と一緒に炒めるだけだから、簡単に作れるわよ」


「これってそういう名前だったんだね。確かにきんぴらとは違う味付けだね」


「沖縄の料理らしいわ。今回はツナ缶使ったけど、ゴマやカツオ節で和えることも多いそうよ」


「さち、少し分けてくれないかしら?私は玉子焼きを出すわ」


「それなら私はサラダのブロッコリーとプチトマトを出すよ」


「そんなに沢山食べられないわよ。多めに作ってきたから好きに食べていいわよ」

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