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モヤモヤの朝

「いただきます」

と、朝食を食べ始める先輩たち。空気は正直言って重い。原因は私にある。


『康太と話をする』宣言からすでに1週間がたち、未だに覚悟の決まらない私はモヤモヤを隠せなくなってきていた。


「今日もお味噌汁が美味しいわぁ」

とおばさんが明るい声で言う。ちなみに今日のお味噌汁の具はわかめと長ネギで、作ったのは私だ。


朝食のメニューは、ほうれん草のごま和えにお味噌汁、チーズオムレツとカリカリのベーコンである。和洋折衷だが、ご飯に合うようにしょうゆを使っている。意外としょうゆとチーズは相性がよく、たまに組み合わせるのだ。


なお、お弁当にもチーズを使ったオムレツは入れてある。他にもナムル風のサラダやミニハンバーグなど、割りと手の込んだものが入っている。これらのお弁当おかずは休日に私とおばが手分けしてたっぷりと下ごしらえをして、冷凍。使うその日の朝に火入れをして完成させる、という手段を用いている。


「1年生たち、そろそろ学校には慣れてきた?」


ひとみ先輩が声をかけてくれた。・・・・・いや、重苦しい空気に耐えかねたか。


「そろそろ暑い日もあるから、体調には気をつけるんだよ。それと中間テストがそろそろ始まるから、そっちも気をつけて。でないと、そこらへんの先輩みたいになるからね」



「俺らのことは言うなよ・・・」


「私はそれなりにやってるので、なんとかなるかと。すみれはどう?」


「うんと、数学がちょっと不安かなぁ」


「俺は英語が不安です。でも、テストはもう少し先ですし今から復習をしていけばなんとかなるかと」


「そうだよな!テストまではまだ余裕あるよな!」


「まぁ止めはしないけど、遊ぶのはほどほどにしなさいよ、あんたら」


「テスト、か・・・・蘭と明はどうなのかしら」


「2人とも授業はちゃんと聞いてるみたいだけど・・・・今日聞いてみようか」


「そうね、早めに動いて悪いことではないし」

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