ラタトゥイユ
「・・・・・う〜ん」
「珍しい状態だね」
微妙に食材が余ってしまったり、使いすぎてしまったりした結果、なんとも言えない状態になってしまった。
パプリカ、玉ねぎ、人参、トマト、ベーコンと鶏肉が少し。
「今日の晩ごはんどうしようかしら・・・」
「トマトがあるから、トマトパスタとか?」
「「う〜ん」」
なんというか、しっくりこない。何より今日は皆で勉強を頑張ったので、ちゃんとしたものを作りたい。
「あ!ラタトゥイユ!」
「ラタトゥイユ?」
「外国の、とれすぎた野菜をまとめて煮てしまう料理があるのよ。あれなら食べ応えもあるし、見た目おしゃれだし」
「ちょっと待って、ラタトゥイユ・・・あ、見たことあるかも」
野菜のトマト煮。ベーコンとかで旨味を出すようだ。パプリカとか、色鮮やかな野菜が入るのが特徴といえば特徴みたいだ。
「パプリカは大きめに縦に切って、他の野菜も大ぶりに切っちゃっていいわ。トマトは全部使うから、皮付きのままざく切りかしら」
「ベーコンも大きめの一口大でいい?」
「いいわ。それらをオリーブオイルでざっくり炒めて、トマトから水分が出てきたらハーブソルトと少しだけ砂糖、コンソメを入れてぐつぐつする」
「油もなじんだみたい」
「あればローレルの葉なんかも入れるけど、今はいいわ」
そうしてひたすらぐつぐつ。水分が飛んできたら味見して、塩こしょうで味を調える。
「トマトの酸味もおだやかだし、ベーコンの旨味がすごい!これはご飯?パスタ?」
「どっちでもいけるわねぇ〜」




