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私の前で命を馬鹿にするな  作者: 黄野ポピー
3章

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220/221

ラタトゥイユ

「・・・・・う〜ん」


「珍しい状態だね」


微妙に食材が余ってしまったり、使いすぎてしまったりした結果、なんとも言えない状態になってしまった。


パプリカ、玉ねぎ、人参、トマト、ベーコンと鶏肉が少し。


「今日の晩ごはんどうしようかしら・・・」


「トマトがあるから、トマトパスタとか?」


「「う〜ん」」


なんというか、しっくりこない。何より今日は皆で勉強を頑張ったので、ちゃんとしたものを作りたい。


「あ!ラタトゥイユ!」


「ラタトゥイユ?」


「外国の、とれすぎた野菜をまとめて煮てしまう料理があるのよ。あれなら食べ応えもあるし、見た目おしゃれだし」


「ちょっと待って、ラタトゥイユ・・・あ、見たことあるかも」


野菜のトマト煮。ベーコンとかで旨味を出すようだ。パプリカとか、色鮮やかな野菜が入るのが特徴といえば特徴みたいだ。


「パプリカは大きめに縦に切って、他の野菜も大ぶりに切っちゃっていいわ。トマトは全部使うから、皮付きのままざく切りかしら」


「ベーコンも大きめの一口大でいい?」


「いいわ。それらをオリーブオイルでざっくり炒めて、トマトから水分が出てきたらハーブソルトと少しだけ砂糖、コンソメを入れてぐつぐつする」


「油もなじんだみたい」


「あればローレルの葉なんかも入れるけど、今はいいわ」


そうしてひたすらぐつぐつ。水分が飛んできたら味見して、塩こしょうで味を調える。


「トマトの酸味もおだやかだし、ベーコンの旨味がすごい!これはご飯?パスタ?」


「どっちでもいけるわねぇ〜」

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