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私の前で命を馬鹿にするな  作者: 黄野ポピー
3章

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216/221

下ごしらえ

「こんにちは」


「こんにちは、花谷すみれさんね?お話は聞いてるわ」


たっぷりの荷物を持って寮監室へ行った花谷さん。お茶を飲みながらおばさんと少し話をしているところだ。


「はい、104号室のカギです。今日からこの部屋を使ってね。掃除とかはしてあるから、いつでも休むことができるからね」


「ありがとうございます。あ、それとお聞きしたいんですが」


「なぁに?」


「もしお部屋を汚しちゃったら、どうしましょう?」


「基本的には自分たちでお掃除なんかもしてもらうつもりだけど、どうしても綺麗にできないような汚れのときは、その時考えましょう」


「わかりました。これからお世話になります」


ペコリと頭を下げると、104号室へと向かった。


「おばさん、今日のごはんは酢豚でいいのかな?」


「うん、昨日もらったパイナップルがいい熟れ具合だったしね。お肉も野菜もあるから、そうしましょうか」


「じゃあ準備しておくね」


「中華は先に全部の下ごしらえをするのよ。私もやるから、少し待っててね」


というわけで、酢豚の材料になるものを集めてきた。持ってきたのは人参、玉ねぎ、たけのこ、パイナップル、豚肉だ。おばに聞きながら下ごしらえは私が担当することになった。


「人参は小さめの乱切り、玉ねぎも乱切りでいいわ。たけのこは水煮だからそんなに火の通りは気にしなくていいわね。一口大で。豚肉も一口大に切り出したらパイナップルは皮を向いて、縦4つに割る。真ん中の芯の部分は硬くて食べにくいからね」


ほうほう、と聞きながら作業を進めていく。特にパイナップルなんてそのまま切る機会は無かったが、想像で出来るのでやってみたらできた。

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