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私の前で命を馬鹿にするな  作者: 黄野ポピー
3章

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野菜炒め

野菜コーナーでは生の生姜と長ネギ、安かったパプリカをカゴに入れた。


「人参とかじゃがいもとかのよく使う野菜は多めに買って置いてあるのよ。買うのもスーパーよりも八百屋さんが多いわねぇ」


「パプリカがあるなら野菜炒めにしても良さそうだね。彩りがきれいになりそう」


「そうねぇ・・・・うん、材料も大体そろってるわね」


時雨煮は色味が地味なので鮮やかな色合いはほしいところだ。


「調味料なんかもストックまであるけど、お米は欲しいわね」


「それなら俺持ちますよ」


「お願いしようかしら」


といった感じでわちゃわちゃと買い物をして帰ってきた。夕飯のメニューはパプリカを入れた野菜炒めに牛肉の時雨煮、それからお味噌汁となった。


「さちちゃん、野菜炒めの下ごしらえお願いしちゃっていいかしら?キャベツはざく切りにして、それに合わせて他の野菜も切ってくれればいいから」


「わかりました」


キャベツは言われた通りざく切りに。大きさを合わせるように玉ねぎと人参、パプリカを切っていく。ボウルに入れていくとまだカサがあるので、山のようになった。


「さちちゃん、野菜もらうわね。生姜を千切りにして水にさらしてくれる?それと牛肉も軽く切っておいてくれるかしら」


「はい、お願いします」


山のようになった野菜が入ったボウルを渡すと、熱したフライパンにごま油をしいて炒め始めた。塩と砂糖を少量ずつ加えているらしい。


私は生の生姜の一部を切り落とすと大きい方にはラップをしておき、切り落としたほうは皮を剥いて千切りの準備をした。大根のようにかつら剥きができたらいいのだが、私はできない。なので、薄切りにしてから細かく包丁を入れていくことにする。牛肉も言われた通り、ほぐしてから全体を切るようにした。


ここまで一連の作業をしている間にとなりではおばが野菜炒めにコチュジャンを加えて美味しそうな香りを発していた。

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