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私の前で命を馬鹿にするな  作者: 黄野ポピー
3章

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209/220

名前呼び

「さちちゃん、もし何も用事がないなら、近くのスーパーまで一緒にお買い物に行かない?」


「そうですね、今日しなきゃいけないことは全部終わってますし、ご一緒したいです」


「奥野くんはどうする?」


「俺も行っていいですか?」


というわけで3人で近くにあるスーパーまで行くことになった。


「そういえば、さちさんは何時になったら俺のこと康太って呼んでくれる?」


「あぁ・・・・なんか慣れなくて。奥野くんじゃいけないの?」


「中学一緒だったよね。それなら幼馴染みたいなものじゃないか。だから名前呼びしてもいいかな、って思うんだけど」


「わかったわ、康太、くん」


「康太。呼び捨てでいいよ。そしたら俺も呼び捨てにできるから」


「康太」


「うん、さち」


謎のやりとりをして名前で呼ぶことになったらしい。


「それなら私のことも叔母さん、じゃなくてもっとフランクに呼んでいいのよ?」


「おばさん、美月さん、寮監さん・・・・おばさんじゃダメですか?」


「いいわよー。名前は呼びやすいのが一番だもの」


少しほっとして、買い物へ出発した。


「今日は牛肉が安いのねぇ。うーん、牛肉料理・・・・」


「時雨煮、とかどうですか?」


「あら、いいわね。レシピもどんどん出してくれると助かるわ。それじゃあさちちゃん、時雨煮には何が必要かしら?」


「基本的な作り方なら、生姜と牛肉です。でもそれだけだと野菜がないですし」


「お味噌汁もほしいわよね」


「野菜はサラダか何か別のお皿に用意するか、時雨煮に野菜を入れますか?」


「どうせなら時雨煮はそのまま食べたいかしら。サラダか煮物みたいのを用意しましょうか」


「じゃあ、とりあえず野菜コーナーから見ていきましょう」

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