エースVSエース
マイボールで再開される。蛇川がスローインし、冨田を経由して左45度の冴島にボールが渡る。他の4人は右サイドに固まり、外でパスを受ける準備をする。
冴島はボールを頭の上にやり、ピボットを踏む。マークマンはディアプ。腕の長さもあるが、少し離れてマークする。冴島はリングの位置を確かめながら右に1歩ジャブステップ。ディアプが僅かに反応した瞬間、その場でジャンプシュートを放つ。ボールはやや低い弾道でリングに吸い込まれ、シュートは成功。スリーポイントだった。74-76。残り1分30秒ついにワンゴール差まで来た。
「1本止めるぞ!」
冴島が大声を出し俺達を鼓舞する。
梅岡は時間を使う。残りは1分と少しだ。このまま逃げ切りたいだろう。
ここで梅岡が選んだのはPFのポストプレイ。俺のマッチアップだ。PFの選手は俺を押し込み、パスフェイクからフェイダウェイを放つ。俺は必死にシュートチェックに行く。するとシュートは外れ、ディアプと冴島がリバウンドに跳ぶ。先にボールに触ったのは冴島だった。しかし、ボールを手にしたのはディアプ。着地してシュートに行こうとしたので冴島がファウルで止める。ツースローだ。
「すまん」
冴島が皆に謝るが仕方ない。むしろナイスファウルだと思った。
しかしなんとディアプはフリースロー2本を成功させる。序盤に打たせすぎたのか、タッチを掴んだ様だった。74-78。残り1分。




