エース
再開する4Q。梅丘はやはりディアプをフラッシュさせる。指示通り俺がカバーに行くが、予想以上に高いパスが来る。俺は走りながら跳んでボールを奪おうとするが届かない。ボールはディアプがぎりぎり届く高さに投げられていた。ディアプがボールを掴み一旦落ち着ける。PGにボールを戻し、ゆっくり攻める。
時間を充分に使いスクリーンを使ってディアプが僅かに空いた瞬間にパスが入る。ペイントエリアの中でボールを持ちすぐにシュート。冴島がチェックに入るが届かない。シュートは外れディアプがオフェンスリバウンド。冴島はブロックに集中しているためリバウンドに入れない。ディアプはすぐさまシュートを打ち、今度は決める。59-72。
こちらのオフェンス。得点された直後に俺がスローインし、冨田がパスを受け走り出す。すぐに俺も後を追う。冨田がドリブルで1人かわし、先頭を走る冴島にロングパス。冴島はダンクに行こうとするが後から来たディアプに突き飛ばされコートに叩きつけられる。
「おい!」
笛が鳴り、俺は思わず大声をあげる。アンスポーツマンライクファウルだ。
「大和、大丈夫だ」
冴島はすぐに起き上がり、俺の腰を軽く叩きフリースローレーンへ向かう。
冴島は呼吸を整えゆっくりドリブル。フリースロー2つ決めてマイボールで再開。61-72。
蛇川のスローインで冨田が外でパスを受ける。冴島をスクリーンに呼びピック&ロールでパスを出す。冴島は左手でディアプのブロックを防ぎながら右のレイアップを決める。63-72。




