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怒涛
マイボールで始まる4Q。蛇川のスローインで冨田がボールを運ぶ。最初のプレイ、ウイングの石山にボールを持たせ、ローポストの冴島にパス。冴島がボールを持ち、石山と冨田がスクリーンを掛け合い冨田が中へ、石山が外へ。石山にパスが出てスリーを決める。53-70。反撃開始だ。
続くディフェンス、俺達はオールコートプレスの1-2-1-1で仕掛ける。冨田、石山と蛇川、冴島、俺という形に。早速蛇川がスティール。すぐにオフェンスに繋げる。
冴島がトップでボールを持ちシュートフェイク、右45度に出てきた冨田がスリーをキャッチ&シュートで放ち決める。56-70。
またもフルコートプレス。今度は石山のところを抜かれるが、冴島がカバー。相手はドリブルを止めてしまい、石山とのダブルチームに挟まれる。苦しい体勢から足を動かしてしまいトラベリングをとられた。またマイボール。
今度は俺がボールを持ちドライブ。それに合わせてダイブした冴島にパス。冴島は跳びながらボールをキャッチし、そのまま逆サイドの冨田にパス。冨田がまたスリーを決める。59-70。
梅丘の監督がタイムアウトを要求。逆転が現実味を帯びてきた。
「このまま一気に押し切るぞ!」
監督が興奮気味に言う。
「おそらくディアプがフラッシュしてくるからな、大和はそこだけ気を付けろ」
「はい」




