延々と
ディアプのリバウンド力を信じきったこの作戦。シュートは外れても良いからとにかくディアプにとってタイミング良くシュートを打つ。めちゃくちゃなようだが、実際に上手くいっている。マグレでもスリーが入ればダメージはある。どう対処すれば良いのかわからなかった。
「大和、スクリーンの声もっと出してくれ」
冴島に注意される。冴島がスクリーンにかからなければディアプに簡単にはリバウンドをとられないかもしれない。俺は頷きオフェンスに向かう。
続くオフェンスでは冴島のパスから冨田がフリーで左45度からスリーを放つが外れる。
梅丘の攻撃。またしてもボールを外で回し、冴島にスクリーンをかける。今度は、3枚だ。俺はスクリーンと声を掛けたが冴島が捕まる。チェンジを指示され俺がディアプにつくがぐいぐい押し込まれる。結局ディアプを跳ばせてしまいオフェンスリバウンドを許す。ディアプはボールを外に戻す。また、梅丘の攻撃だ。
梅丘はショットクロック14秒をほぼ使ってまたスリーを打つ。当然、冴島にスクリーンをかける。冴島はディフェンスを突き飛ばしディアプをスクリーンアウトするが、ここで笛が鳴る。冴島の2つ目のファウルだった。
「冴島さん……」
2つ目という事で冨田が心配して駆け寄る。
「大丈夫、わざとだ」
スクリーナーをビビらせるためにわざとやったらしい。




