ディフェンススキル
続くディフェンスではファウルが出来ないためディアプにゴール下を攻められる。続くオフェンスでは冴島からのアシストで佐倉のミドル。試合は冴島対ディアプという形になっていた。
1Qが終わり19-20。お互いに突き放せないでいた。2Qのメンバーは冨田、蛇川、冴島、佐倉、伊田。センターをかえてディアプをファウルで止めるつもりだ。
2Qは相手ボールから。またもディアプにボールが入り、シュートを伊田がファウルで止める。フリースローは1本成功。19-21。
オフェンス。冴島のドライブに合わせて冨田がトップでパスを受け、スリーポイントを決める。これで22-21。ついに逆転した。
ここで梅丘高校がタイムアウトを要求。何か指示を出す。
「やばくなったらファウルで止めるぞ、佐倉、冴島も1つまでなら良い」
鈴木監督は更にディアプが攻めてくると踏んでその対策を指示する。
梅丘の攻撃。ハイポストのディアプにボールを入れ、ウイングの選手がインサイドに切れ込む。しかし宮市高校のウイングは蛇川と冴島だ。そう簡単にはボールは出せない。ウイングの選手が切れ込んだと同時にPFの選手が外に出て、そこにパス。クイックモーションでスリーを放つ。あまり良いフォームではない。シュートは外れてボールが高く跳ね、そこにディアプが飛び込みリバウンド。そのままゴール下のシュートを決められる。22-23。伊田が悪い訳ではない。このサイズの選手がハイポストから飛び込みリバウンドをするのはなかなか止められない。それに伊田は大内よりサイズもスキルも下だ。うちの控えセンターではかなり厳しいように思える。
宮市高校の攻撃。冴島がボールを運びオフボールで動き回った冨田にパス。冨田はシュートフェイクで一旦止まり、即座にドライブ。ディアプと正対してフローターを放つ。フローターとは、ボールを高いループで放つシュートであり、ブロックは極めて困難だ。しかしディアプはボールに指先をかすめさせシュートはショート。ディアプがリバウンドを拾う。
ディアプはサイズだけの選手ではないようだ。ブロックに跳ぶタイミングもリバウンドに跳ぶタイミングも的確で、オフェンスはともかくディフェンスのスキルはかなりのものかもしれない。




