アイソレーション
3点差で迎えたオフェンス。ハイポストに大内を立たせボールを入れる。ボールへのプレッシャーはそれほどない。そこから佐倉がゴール下でポジションをとりパスを受けシュートを決める。ハイローが決まり9-10。PFのポジションは佐倉がフィジカルで圧倒しているようだ。
ディフェンス。今度はさっきのようにファウルは出来ない。スタメンセンターである大内が1Qからファウル2つになれば必ず問題が出てくる。梅丘もそれをわかっているのか、ディアプにボールを集める。
ディアプはバックダウンで大内を押し込み、佐倉がヘルプに来たところでアウトサイドにパス。そこは冴島がフォローするが、もう1つパスを繋がれスリーを打たれる。シュートは外れたがディアプにリバウンドをとられる。ディアプがシュートモーションに入ったので佐倉がファウルで止める。またもフリースロー。フリースローは1本成功で9-11。1本でも外せばファウルは成功だ。
オフェンス。先程はインサイドを攻められたが次も同じ作戦ではそう上手くいかない。冨田が選んだのは冴島からの展開だった。左45度のミドルレンジでパスを受け、周りはスペースを空けるために右サイドに寄る。相手が普通の高校なら冴島がバスカンでも獲得する場面だろうが、ゴール下にはディアプがいる。冴島がどう動くか。
冴島はリングに正対し、コート全体を見渡す。右にジャブステップを踏み左にドライブ。ディフェンスは反応するが、押し切られる。そしてヘルプには当然ディアプ、冴島は目線でパスフェイクを入れディアプに突っ込む。接触し、ディアプを壁に使ってフェイダウェイを放ち、沈める。バスカンは貰えなかったが見事ディアプ相手に得点をとる。11-11。
しかし梅丘のディフェンスは完璧だった。冴島のパスフェイクで見事にローテし、セーフティの蛇川にしかパスは出せなかった。




