2ndR前半
翌日の2回戦、相手は一宮商工。1回戦よりは強い相手だ。高さはそれほどでもないが、1回戦を勝ってきたチームだ。気合いが入る。
スタメンは前回と変わらず、監督の指示も同じ。冴島がジャンプボールに勝ちマイボールでスタートする。一宮商工は早速冴島に厳しいマーク。ディナイで守りボールを入れさせない。ディフェンスの裏も違う選手がやや冴島寄りに守り、警戒する。
冨田はすぐに逆サイドの蛇川にパスを渡し、蛇川はローポストでポジションをとっていた佐倉にパス。佐倉はバックダウンでディフェンスを押し込み、ドロップステップで相手を倒してゴール下のシュートを決める。
一宮商工はオフェンスファウルをアピールしたが、審判は首を振りプレイは継続。佐倉のローポストでの強さは冴島にも引けをとらないうちの武器だ。
この試合は佐倉のポストプレイを中心に攻め、試合を優位に進める。冨田のスリーも決まり1Qを終わって19-10。
「冴島、もう少しやる気出して良いぞ」
冴島は常に佐倉の逆サイドに回り、コートを広くしていた。それだけなら聞こえは良いが、冴島はエースだ。得点をとるべき選手だ。今のところミドルの2得点のみ。暴れて欲しいというのが監督の気持ちだろう。
2Q、冴島はボールを運び、自らドライブ。ディフェンスに当たられながらも全く押し負けず、そのままレイアップのステップに入りシュートを決める。これだ。冴島はコースに割り込むくらいでは止まらない。完全にコースを塞がなければ強引にねじ込む。
ここから冴島はガンガン攻め続ける。




