1stR後半+
後半、メンバーのサイズを下げ足を使う。フルコートプレスで相手の気力を削ぐつもりだ。何度か突破されたが、ディフェンスはすぐに戻って簡単には得点させない。結局こちらは全てのベンチ入り選手を出場させ、102-31で圧勝した。
「本当に100点とるとはな、大した奴らだ」
鈴木監督は嬉しそうだ。これから2回戦の相手の試合があり鈴木監督と北村コーチで偵察するらしい。3年生は一緒に観戦するよう言われたが、その他はここで解散。冨田と俺は自転車で例の公園へ向かう。
コートにつくとボールをつく音が聞こえる。
「あー!2人とも!試合どうだった?」
テンションの高い山里がいた。
「快勝、70点差ついたよ!」
テンション高く冨田が返す。山里の方の結果は聞かなくてもわかった。
「おめでとう!こっちも勝ったよ!」
満面の笑み。つられてこっちも笑う。女子バスはあまり強くないらしいが、勝てたようで良かった。
「今日も練習するの?」
「うん、大和が出場時間短くて消化不良だって」
俺はそんな事言ってないが、その通りだ。10分弱の出場時間、6得点では満足出来ない。
「そんじゃ、ハンドリングから行きますか」
俺はシュートを打ちたかったが、仕方ない山里と先日からやっているハンドリング練習をする。左右20回連続成功を2セット。これはこのコートに来る度やっている。かなり慣れてきたので、ほとんどミスが出ない。
「うーん、そろそろ1段階上げようか」
今度はボールをキャッチした後レッグスルーを3回連続でやって相手にパス。
「レッグスルーの時に目線をボールに向けると成功率が下がるから気を付けて」
冨田からアドバイスを貰い、実際にやってみるとかなり難しい。パスキャッチからスムーズにドリブルに繋ぎ、レッグスルー連続3回、そこから片手でパス。ドリブルに上手く繋げなかったり、パスが乱れたりする。
「これはとりあえず10回連続成功で良いよ」
なかなか上手く出来ない俺達を見かねて回数を減らす冨田。俺達は数分かけてなんとか成功させる。
「よし!好きなだけシュート打て!」
ハンドリング練習からやっと解放される。山里はスリーを、俺はミドルやレイアップを、冨田はリバウンドをしてくれた。




