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苦い!‥もう一杯(黒汁) 

15分後。

シキは若干震える手で最後の材料を加え、攪拌した。

黒くどろっとした粘度の高い試薬が完成する。

横にいるクレハが微妙な顔で見つめる…。


はっきり言って見た目はものすごく何とも言えない。

つーんと鼻にくる匂いが若干きつい。

シキ「……これでいけそうだな。」シキはポカリの水と一緒に試薬を飲み込んだ。

「……ぐっ……苦い‥‥クソ不味い…」


薬を飲むと同時に安心感からかどっと疲れが来る。

…1、2分後、頭の中の周囲の人間が立てる環境音が、

ゆっくりではあるが収まっていく……。

試薬にしては割と思ったより、ちゃんと効いてるみたいだ。

この調子で、もう少し完成度あげたらヤマトに連絡してやるか。


その刹那、ブーーーーーーーン。低く小さい飛翔音が急速に近づいてくる。

クレハ「シキ! 変なの来た!!」

開けっ放しの窓の外に、手のひら大の黒い飛行ドローンが見えた。

ところどころ赤い小さなライトが点滅している。

ドローンからヤマトの声が響く。「僕だよ、ヤマトだ! シキ! 大丈夫!?」

シキは苦笑しながら手を軽く振った。「……ああ、坊っちゃ……ヤマト。」

 ていうかばっちり見てやがったな……あとでキツく言っとくか。

おまけにこいつはかなり気が早い(笑)

(つづく)

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