やばキツ展開とアサクラ社 (中編) 星になる
シキの意識が粘液の洗脳と微エロ刺激で溶けかけていたその時——
エクソスーツ(着るロボット)の飛翔音が微かに聞こえて・‥キーーーーン
ドガァァァァァン!!!
「グヘア」
とんでもなく重いロケットパンチアッパーカットが直撃。
シキごと硬化粘液まみれの紅飛龍が、夜空に向かってロケットのように
ぶっ飛ばされた。
と同時にシキの周囲が青く光り無数のタロットが展開。
多少ではあるが、回転が抑えられていく
シキ(空中で回転しながら全力絶叫):
「うわああああああああ!!!
魔術防御を咄嗟に張れてなきゃきたねえ花火だぞこらああああああ!!!
」
ヒューン→ドスンッ!!
東京を覆うメガストラクチャー(東京天蓋)の
基部にほど近い再開発現場っぽい
解体中の雑居ビル(ニュー新橋ビル)の屋上に着地(ほぼ激突)し、
魔術防御の青く光る細かいタロットの群れがガラスのように割れていく。
ゴロゴロゴロ…。
粘液で固められたチャリと一緒に転がりながら停止…。
かろうじて…機密保護パックは無事だ。
シキ(チャリからねっとりと崩れ落ち、そのまま大の字になった。
(粘液まみれで夜空を睨みながら)「……はあ……はあ……
マジで死ぬかと思った……てか一般人なら即死だ。
粘液で洗脳されかけて、挙句にロケットパンチで核花火に
されかけるって……どんだけツイてねえんだよ……」
謎のガチガチドラム缶猫(屋上にジェット噴射をさせながら着地)
「……申し訳ない。緊急措置だったから威力の計算が少し甘かった。
でも粘液は大分剥がれたよ。」
シキ(這いながら毒づく):
「てめ・・・・その声はチョビかよ!!!甘かったじゃねえよ!!
『緊急処置』とか言う前に、まずアタシを飛ばすなよこのクソ猫……!
アッパーカットで派手にぶっ飛ばすんじゃねえ…………」
チョビ「フフ、……でも生きてるなら問題ないよ。
非番でたまたまこの辺で試作スーツの飛行テストを
していたんだよね。
飛べるエクソスーツは中々見かけられない。
まああくまで僕の操縦テクニックあってのものだが、すごいだろ?」
シキ「クソ粘液どもにあたしの純潔が……純潔がぁぁ……!
・・・ぜんっぜん無事じゃねえよ!!微エロ洗脳されて体がビクビク
してたんだぞ!!てめーにピースされてから今日までどんだけなあ——」
眼下ではスナイルブレスが、最大伸縮で気持ち悪く殺到してくる。
その瞬間、チョビが静かに右腕を掲げた。
チョビ(淡々と)「……話は後だ。グリッド・ブリッジ(旧新橋)はガラガラだね。
都合の良いことに周囲の生体反応は敵対勢力だけだ。面制圧する。」
キュイーーーーン。ガコンッ……ヴゥゥゥゥゥン!!
重ドラム缶猫エクソスーツの全兵装が展開。掲げた腕、背中、肩、腰から
無数の小型ロケットポッドが展開され、
一斉に全方位同時発射された。
ズドドドドドドドドドドドン!!!!
周囲が一瞬で火の海と化した。
ブウウウン~
無数の精密誘導ロケットが生き物のような機動でスナイルブレス車両群に
降り注ぎ、特徴的な数百の爆発を繰り返す。
ネオンまみれのナメクジカタツムリの生体組織を焼き、粘液を蒸発させ、
触角を吹き飛ばす。
スナイル教徒たち(車内から):
「ス……スナイルに……捧げ……よ……
捧げ……ぉ……」
ボゴォォォォン!!最後の言葉を言い終える前に、生体ナメクジ車両は全て蒸発。
ピンク紫の粘液が一瞬で気化し、夜空に不気味な紫煙を残して消えた。
シキ(呆然としながら)
「……おい。話してる最中に全方位ロケットとか……
お前、聞く耳持ってねえな……」
チョビ(ロケットポッドを収納し、平然と)
「緊急事態だったから優先順位を変更した。
……君の純潔の件は、後でちゃんと謝るよ。」
シキ(這いながら毒づく)「謝るんじゃねえよ!!あとてめえが純潔とか
言うな、恥ずかしいだろ!!」
(続く)




