下町クソヤバデスロード (後編)クソ雑魚ナメクジ☆ガスマスク
荒川越え以降、日暮里を越えた瞬間、
背後から異様な光景が迫ってきた。
派手なピンク&紫のネオンに全身を彩られた、
巨大な生体カタツムリ型車両が路地から現れては道を塞いでくる。
全長約8メートル。上部は表情のコロコロ変わるガスマスクホログラムが常時浮かび、
胴体はぬめぬめと光る生体組織で覆われ、ネオン管が血管のように走っている。
カタツムリの殻が神輿のように乗っかった状態で、
ヒョロいやつが2〜3人ベルトで固定されている。
そして最大の特徴——カタツムリの角(触角)部分が異常に伸縮するのだ。
シュコオオオオオッ!!触角が一気に10メートル以上伸び、ビルに張り付くように固定。
次の瞬間、バチンッ! と縮む反動で車両ごと前方へ射出される。
これを繰り返すことで、平均120km/hを軽々と叩き出すヤバすぎる
移動システムだった。おまけに乗ってる教徒たちが激しく
揺れまくっているのが丸わかりだった。
ベルトで固定されていても、体が上下左右に激しく弾み、
奴らの頭がガクガクになっている(笑)
我……ゴフッ……! ……我々は……ス……スナイルの……
僕で……ゴフッ! ……ある……!
奴らの通過したあとは粘液と破壊でぐっちゃぐっちゃだ。
街は大パニックの地獄絵図と化した。
治安警察のKOBANのおまわりもあまりの出来事に唖然としている。
シキ(紅飛龍を必死でペダル漕ぎながら絶叫):
「うわああああ!!! なにそのキモいナメクジカタツムリ!!」
割れまくったアナウンスが飛んで入る。
我‥ゴフ…我々はスナイルの僕である。ガ!‥‥ジェットを置いていけ…。
置いていけ…。置いていけ!!
ネオン付きで伸縮して高速移動とか、頭おかしいだろお前ら!!
スナイル教っ!!」
生体カタツムリ車両(通称:スナイル・ブレス)は既に10匹以上が
集団となって3次元機動で迫ってくる。
伸縮のたびに「シュコー……シュコー……」という湿った音と、
「…………捧げよ……捧げよ…………」という合成音声が重なる。
カタツムリの殻の表面にも無数のガスマスクステッカーが貼られ、
伸縮するたびに粘液を撒き散らしながら、紅飛龍の後方を執拗に追いかけてくる。
移動方法がアレすぎて乗ってる奴らが不活発になっちゃってるのが
せめてもの救いか?!あほどもが!!
ナメクジの移動パターンがマジで読みにくいから迎撃は後回し‥‥だ。
とにかく振りきる!稀に飛んでくる粘着弾、ぶつかりそうになる
一般車両をチャリテクでかわす。
サイドにも反物質アシストがありそうだ。
限界までチャリを倒せる。って街が大変なことになってるけど‥‥
あたしのせいか?????
シキ(死んだ目でペダル全開): 「……マジで吐きそう。……」
『小型核抱えてる上に、ネオンナメクジ(カタツムリです。)
に追いかけられてんじゃねえか…… 』
「くっそおおおおおおお!カチカチマチ(旧:御徒町)
通過ああああああああああああ!!!」




