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「何してるんだ?」


談話室に降りてきたシン。

そこには私と双子、あとモトハルさんがいる。


モトハルさんの目の前には、以前私が作った段ボール人形が横たわっている。


「モトハルさんが人形に飽きちゃったみたいでさー」

「モトハルさんもルームメイトが欲しいみたい」


モトハルさんは私の膝によじ登る。それを見てシンが怪訝そうにする。


「ふむ、つまり生き物ならいいんだな?」

「まあ…そうじゃないかな…?」

「待ってろ」


シンは自室に戻って行く。









「これでいいだろ」


すぐにシンが談話室に入ってくる。

鉢に入った緑の生き物がテーブルの上に置かれた。


「「わー、なにこれー!」」


双子がはしゃぐ。

モトハルさんも恐る恐るその"生き物"に近寄る。


「これ…食中植物じゃん…」

「立派な生き物だろう?」


モトハルさんの頭部が葉と葉の間に一瞬で消えた。正しくは食べられた。


「可哀想だからやめてあげなさい…」

「仕方ないな」


もがくモトハルさんをみんなで引っ張り出していると私の端末が震える。


「もしもし?」

『ハルカさん、あなたにお客様がいらしております』


電話をしてきたのはAtoriだった。


『お兄様と伺っております』

「…え…」









「ハルカー!会いたかったー!」


玄関に行くなり抱きついて来る青年。


「お兄ちゃん…なんでここに…?」


長身で整った顔にシャギーを決めた髪。

紛れもなく私の兄である。

その兄には私がここに暮らしていることは一切伝えていない筈なのだが。


「ふっふっふー、お兄ちゃんの情報網を甘く見るなよな☆」


(嗚呼…メンドくさい…)


兄は何の断りも無しに玄関を上がる。

そして目についたのは談話室の扉。


「お邪魔しまーす」

「ちょ、ちょっと…」


「「…誰?」」


扉が開くなりポカンと口を開ける双子が視界に入る。

シンも訳がわからないといった顔をしている。


「…男がいるとは聞いてなかったな」


兄から修羅なオーラが漂い始めたのだった。


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