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昼食後。
「お待たせしましたー」
支度をして談話室に行くと既に3人が待っていた。
「おー、これが女子力かー」
「悪かったな女子力0で」
ボーイッシュな格好をしたルチアと私を交互にみる双子。
「動きやすいのが一番じゃねぇかよ」
「「そんなんだからネカマだと思われるんだよー?」」
「うっせー!」
「ま、まあまあ…」
今にも双子に飛び掛かりそうなルチアをなだめる。
「あ、シンさんと黒さんは…?」
話題を反らそうとなんとか頑張る。
「シンは行かないってさー」
「引きこもりだからー」
カズとコウメイが順番に言う。
(引きこもり…)
あまりルームメイト達と仲が良くないのだろうか。「黒さんは…?」
「あいつは仕事」
ルチアが不機嫌そうに言う。結局朝まで2人で飲んでいたらしい。どことなくルチアは眠そうだ。
「もう行こうぜ。夜まで遊ぶつもりはないからな」
4人で玄関へ移動する。
『お出かけですか?』
「きゃっ!?」
突然靴箱から電子的な声がした。靴箱の上に小さなメイド服の少女のホログラムが浮かんでいる。
『驚かせてしまって申し訳ありません』
「ハウスメイドは一家に一台だけど3Dなんてそうないもんねー」
これは最新型の"3Dハウスメイド"だ。私の実家にも2Dのハウスメイドが設置してあった。どこまでも贅沢なシェアハウスである。
『ハウスメイドのAtoriでございます』
「俺たちゲーセン行ってくるから」
『かしこまりました。行ってらっしゃいませ』
Atoriが控えめに手を振るのを後ろ目に確認してから"ホーム"を後にした。




