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『朝だー!起きろー!』

「うー…もう朝かー…」


私の携帯端末に映し出されたウサギが激しく喚いている。端末を軽くタップするとウサギは大人しくなり、画面の向こうへ跳ねていった。


昨日の歓迎会は果たして歓迎会と呼べたのだったのだろうか…


なぜゲーマーでないとバレてしまったのか…


それに談話室に残った2人も少なからず気になる…


色々な想いが巡ってくるが今はしまっておく。


今日は大学の入学式前日の日。

昨日は部屋の片付けを終えただけなのでやることが残っている。

入学式に必要なものを揃えているとドアをノックする音が聞こえた。


「はーい」

「「ハルカちゃん遊ぼー」」


ドアを開けると双子が元気よく顔を出した。


「俺たち今日まで春休みだからさー」

「今日はハルカちゃんと遊ぶ日に決めたのだー」


双子は目を輝かせている。これは断るわけにいくまい。


「何して遊ぶー?」

「僕たち"FPS"とか大好きだよー」


("FPS"…?)


何のことだろう。見当がつかない。

ゲームのことだろうか。


「む、ハルカちゃんは女の子だからやらないのかな?」

「そういやルチアちゃんがゲーセン連れてってくれるって言ってたから一緒に行こうよー」

「あ、うんっ」


(とりあえず"FPS"回避…)


というわけで昼からゲームセンターに行くことに。







ちなみに双子がいなくなってから調べたのだが、"FPS"はFirst Person shooting gameの略で

一人称視点のシューティングゲームなどらしい。


(やらなくてよかった…)


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