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"LUX"のイケメンさん

「俺たちに出会うなんてお前もツイてねえな」

「己の不幸を呪うがいい」


倒れている青鬼の上に腰掛けているルチアとリジュ。


「さっすがー!2人で青鬼をやっちゃうなんて!」


アカネコとヨタカが物陰から出てくる。


「ではいただきます☆」

「何もしてないお前に渡すのは納得いかないんだが…」


4人が鬼に手を翳す。

それぞれの腕に魂がこもる。


「あ、ルチアのレアじゃん!」

「なにっ、何処にそんな運を隠し持っていたんですか!」


ルチアの腕の中で禍々しくも激しく輝く魂。


「ふ…どうやら俺は神に愛されているようだ」

「きー!」









ギルド前。


「…僕は貴女に太刀を依頼した筈だが?」


ギルドから遅れて出てきたルチアの手には緋緋色に光る鎖鎌が握られている。


「ヒスイさんの依頼優先だから」


そう言ってヨタカに鎖鎌を渡す。


「これが使えるようになるくらいまでは面倒見てやるよ」

「…すまない」


申し訳なさそうにそれを受け取ったヨタカ。


「ちゃんと話せるじゃん」


ルチアは微笑みながら彼の頭を撫でた。










「あらー、かっこよくなったじゃないのー」


"LUX"内の一室。

ルチアの調達した武具で身を揃えたヨタカ。


「てか銀髪にしたの?」

「…」


照れぎみにヨタカが頷く。


「ルチアちゃんの好みはこんな感じなのね」

「別に好みとかじゃないから…」


ソファーにもたれてぐったりしているルチア。


「俺は眼鏡掛けてるほうがいいかな。片眼鏡は除く」

「ふん、光栄ですよ」

「…」


ヨタカが黙って何処からともなく取り出した眼鏡を掛ける。


「…なんで掛けた…」

「男って単純で可愛い生き物ね」

「てかマスクしてたら不審者ですよ」


リジュに言われて思い出したようにマスクを外す。


「おお…」

「あらー!」


眉目秀麗。

銀フレームが見事に似合っている。


「あ、るちるち。今かっこいいって思ったでしょ?」

「お、思ってねえし!」


恥ずかしくなったのか、眼鏡を外しマスクをつける忍。


「ワンモア!」

「…断る」


ヨタカは背を向ける。


「も、もっかい見せて?」


今度はルチアが頼む。


「…わかった」

「なんでよ!差別だわ!」


こうして"LUX"にまた新たなホストが加わるのだった。

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