"LUX"の不幸モノ
和の世界。
魔物を一掃したルチアとリジュ。
少し遠くではヨタカとアカネコが雑鬼を狩っている。
「あの忍…初心者にしてはなかなかの立ち回りだな」
「お前より上手いんじゃね?」
「…」
リジュの眉間にシワが寄る。
「貴女も彼のように少しは大人しくならないものですかね?」
ルチアの顔に血筋が浮く。
「お前もあいつみたいに少しは使えるハンターにならないもんかねー」
「何だと」
「やるかこら」
ルチアが大剣を構え、リジュの足元に円陣が張られる。
「あはは、仲が良くて結構だにゃ」
「「どこがだ!」」
同時にアカネコに突っかかる2人。
「だいたい経理の僕が何故狩りなどしなければならないんだ」
「俺だってなんでホスト共のお守りなんざしなきゃいけねえんだよ」
愚痴り出す2人。
離れた場所にいたヨタカがふいに頭上を見上げる。
時空が歪み、そこから青い腕が見えている。
「それにこんな無骨剣士と一緒とは…」
「陰険呪術師に言われたかねえ」
「「…」」
ヨタカが黙って戦闘体制に入る。
3人はまだ気付いていないようだ。
「ミーにとってはどっちも似た者同士だと思うけどなー」
「「あ?」」
歪みから顔を覗かせる青鬼。
その目は言い争うルチアとリジュを見据える。
「どっちも"不幸モノ"だにゃ」
「「…不幸…モノ…」」
青鬼が急降下してくる。
「…不動・金縛り」
リジュの一言で青鬼が宙に身を縛られる。
「そうだな…俺らはツイてねえ…」
「だからこそ…他人の幸せを妬む…」
アカネコが戸惑うヨタカを物陰に引っ張っていく。
「「幸せクラッシャー、参る」」




