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翌朝。


「…くしゅんっ」


オオヤとユウナの豪邸という名の別荘。

リビングでくつろぐ私達。


「シン…大丈夫…?」

「むぅ…」


「シンは風邪…」


ルチアが呟く。


「いたたたたた!黒ちゃんもうちょっと優しくして!」

「前向きに検討してみる」

「いだだだだだ!」


黒がソファーにうつ伏せになっているテツの腰を押さえる。その度にテツが悲鳴をあげる。


「テツさんしっかり!」


アイがテツの手を握る。


「死ぬー…」

「ったく、大袈裟だ」


「テツは腰痛…」


ルチアがさらに呟く。


「ははは、適切な場所で適度な回数が1番だよ」

「うふふ、それもそうね」


オオヤとユウナが仲睦まじく笑い合う。


「…でもってオオヤはいつも通りに元気…」


ルチアがさらにさらに呟く。


「お前ら…はぁ…」


そしてため息。


「「ねーねー、どういうことー?」」

「お前らは知らなくていいこと」


ルチアの隣に座っていた双子が納得いかずに暴れる。

そんな子供達をリョウトがなだめる。


「みんなそんなんなら俺らもすればよかったな」

「絶対しないから…」


彼女は立ち上がり黒に近寄ると、彼の前髪をピンで留める。


「ほら、いつものやつ」

「悪いな」


ルチアはそのままリビングを後にした。


「…黒さんとルチアさんって…妙に意思疎通してますよね」


私が言う。


「ホント息ぴったしだよねー」

「ゲームとかでもすごい連携プレーだし」

「あー?」


そう言う双子をリョウトが羽交い締めにする。


「…別に…そんなことねえと思うけどな…」


テツにマッサージをしながら、黒が小さな声で言った。

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