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羽毛に覆われた女神のような姿に、金色に輝く翼。しかしその脚には鋭く凶悪な鉤爪が生えている。

"スパルナ"と呼ばれる、美しくもおぞましい怪鳥である。


「ハルカ!撃ち落としてくれ!」

「了解っ!」


弓に矢をつがえ、気を集中させ一直線に放つ。

怪鳥に矢が命中すると、それは分裂し爆発を引き起こす。


「墜ちるぞ!」


スパルナは鳥類と女の混ざった叫びをあげながら墜落していく。

それと同時にルチアと黒が怪鳥の真下に駆ける。


「そらっ!」


先に落下地点に到達したルチアがスパルナを蹴り上げる。再び上空を歪な形で舞う怪鳥の真下に、遅れて黒が滑り込む。


「黒っ!」

「はいはい」


伏せるルチアの背に飛び乗る黒。ルチアが思い切り地面を蹴り、黒を怪鳥へと飛ばす。

怪鳥と接するほどの距離になろうという瞬間、背に負ったボウガンを構え金色の翼を捉える。


「たーんと召し上がれー」


スパルナをありったけの弾丸が貫き、右翼と右脚が吹き飛ぶ。


「回避頼むわ」

「仕方ねえな…」


ルチアが跳躍し黒を蹴り飛ばす。さらに落下を始めた怪鳥も蹴り上げ、自分もそこから離れる。


「シン、後は頼むぜ」

「いいだろうっ!」


轟音と風圧を伴いながら地面と接触した怪鳥に、シンが間合いを詰める。


「これで終わりだ!」


鞘に収めていた太刀が目に見えぬ早さで抜き放たれる。

その刃は怪鳥の、女神の頭を身体から切り落とした。




美しき翼を抱いた怪鳥は動かなくなっていた。

その翼も、自らの体液で輝きを失ってしまっているが。


「楽勝だったなー」

「遠距離いると便利だな」


ルチアと黒が私と合流する。シンは汚れた怪鳥の傍で私達を待っている。


「すごい連携プレーでしたね!」

「ん、そうか?」


当の2人が顔を見合わせる。


「俺ら最高のパートナーだからな」

「ははは、冗談きついぜ」


また妙な空気が渦巻きだす。


(嗚呼…地雷踏んだ…)


「おい、さっさと剥ぎ取って帰るぞ」

「あ、そうだね!」


4人で仲良く…

でもなかったが狩りを無事終えたのだった。

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