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"ホーム"の生活も大学での生活も幾分か慣れた頃、ゴールデンウィークが訪れるのであった。


『メールだうさ!メールだうさ!』

「ん、誰からだろ…?」


大学の友人からだ。


「な、なんですってー!」

「こらー談話室ではしゃぐなー」

「いや、はしゃいではないでしょ!」


談話室でシン達のゲームを見ていた私に悲報が入る。


「「ハルカちゃんどうしたのー?」」

「と、友達が遊びに来るって…」


大学の友人にルームシェアしていることを以前話したことがある。

どうやら大変興味をそそられたらしい。


「別にいいんじゃねーのー?」


テレビを見つめたままルチアが言う。


(こんな不思議人間を会わせたら私まで変人扱いだ…)


「そんなに嫌なら断ればいいではないか」

「いや…すぐそこまで来てるらしい…」

「「ハルカちゃんの友達会いたいー!」」


(とりあえず談話室に友人を入れなければいい!)


皆に談話室を出ないように伝えた後、友人を迎えに外に出る。



「あ、ハルー!」

「アイ、お待たせ…っ…」

「どしたの?そんな息切れして」


不思議そうに私の顔を覗きこむ友人、アイ。


「あ、あはは…気にしないで…」

「そう?ならいいけど」

「とりあえず私の部屋に案内するね」


玄関までアイを誘導する。


『いらっしゃいませ。ハルカさんのご学友でございますね』

「うわ、3Dじゃん!」


アイは興味深そうにAtoriに手をかざしたり、いろんな方向から眺めたりする。


『ハルカさん、談話室をお使いになりますか?』

「あ、いや…」

「談話室!」


"談話室"という言葉にアイが反応してしまった。


「見たい!」

「え、えーっと」


(談話室にはシンさん達が…)


「ね、談話室ってどこ?」

「う、うーん…」

『階段のすぐそこの白いドアでございます』

「わ、ちょっ」


アイが談話室に向かって猛ダッシュする。


(に、人間離れしてる…じゃなくって!)


談話室のドアに手をかけた。もう間に合わない。


私の薔薇色キャンパスライフに別れを告げるとともに目を閉じる。


「おー、おしゃんてぃーじゃん!」

「…へ?」


談話室には誰もいなかった。


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