表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
117/133

82

黒の様子が何処と無くおかしい。

いや、確実におかしい。


(でも聞ける雰囲気でもないな…)


彼は黙ってのんとキィの再会を眺めている。


「…嬉しそうですね」

「まあ…家族なわけだしな…」


当たり障りない会話をするのも重苦しい。


「家族か…遠距離恋愛中の恋人同士な感じもしますね」

「…ハルカちゃん、遠恋したことあるの?」

「いや、ないですけど」


黒がクスリと笑う。

その様子に少し安心する。


「そういえば…ルチアさんは…?」

「あー…」


彼はわざとらしく頭を掻く。


「どっか行ってんじゃね?」

「…?そうですか…?」


これ以上追求しても納得のいく答えは出ないだろう。


「こいつらは後でルチアに引き取ってもらうから」

「わかりました。それじゃ私は行きますね」


私は黒に背を向けて部屋を出ようとする。


「…黒さん…」

「ん?」

「あ…いや…やっぱりなんでもないです…」


何か言いたかったのだが。

私には言う勇気が少し足りなかった。














「遅い…」


自室にはシンが待っていた。


「そんな時間掛かってないって…」


私はため息をつきながらシンの頭を撫でる。


「…ねぇ…黒さんとルチアさんって喧嘩したりするの?」

「む?ずっと前に一回あったような気がするな」


(やっぱり喧嘩する時はするんだ…)


悪ふざけ程度に小競り合う様子は多々あるが、本気になる時もあるのだなと思う。


「なんで喧嘩したの?」

「あいつら怒ると怖いから聞けるわけがないだろう」

「…まあ…そうだろうとは薄々思った…」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ