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悪役令嬢ですが、原作開始まであと三日しかありません  作者: トントロ


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16/26

16話 それでも、わたくしは悪役令嬢ですわ

 魔法具暴走事件の調査結果が学院から正式に発表されたのは、ルーカス・ベルクが事情を認めてから二日後のことだった。


 朝の教室に入ると、オクタヴィアは普段とは明らかに異なる空気を感じ取った。


 これまで彼女の姿を見るなり会話を止めていた生徒たちが、今日は何やら落ち着かない様子でこちらを窺っている。視線が合えば慌てて逸らす者もいれば、何かを言いたそうにしながら、結局声をかけられずにいる者もいた。


(……今度は何ですの?)


 自分が疑われていた頃とは、随分と様子が違う。


 もっとも、理由はすぐに分かった。


「オクタヴィア様!」


 席へ向かおうとしたところで、エレノアが駆け寄ってきた。


 その表情は明るく、手には学院から配布された一枚の通知が握られている。


「ご覧になりましたか? 今回の事件について、学院から正式な発表がございました!」


「ええ。今朝、屋敷にも連絡が届いておりますわ」


「でしたら、ご存じですわね!」


 エレノアは嬉しそうに通知を広げた。


 そこには、魔法具暴走事件についての調査結果が簡潔に記されていた。


 学院の測定用魔法具へ、外部協力者が許可なく術式の改変を行っていたこと。


 その改変が事故の直接的な原因であったこと。


 そして、オクタヴィア・ローゼンフェルトを含む生徒による細工や、その指示を示す証拠は確認されなかったこと。


 ルーカス・ベルクについては学院施設への立ち入りと研究活動への関与が禁止され、ベルク商会との取引も停止された。さらに、危険な改変を行った経緯については、学院が関係当局へ報告し、必要な責任を追及するという。


 研究会の備品管理にも不備があったため、学院側も保管庫の管理手続きを見直すことになったらしい。


「……これで、オクタヴィア様の疑いも晴れましたわ!」


 エレノアは心底嬉しそうだった。


 その隣ではフェリシアとナタリアも安堵した様子で頷いている。


「本当によかったですわ」


「わたくしたち、ずっと心配しておりましたの」


 オクタヴィアは三人を見つめ、少しだけ表情を和らげた。


「ありがとう。あなた方にもご心配をおかけしましたわね」


「そんなこと!」


 エレノアが勢いよく首を振る。


「わたくしたちは、オクタヴィア様を信じておりましたもの!」


「……そう」


 オクタヴィアは僅かに目を細めた。


 以前なら、その言葉を聞いて当然のように満足していただろう。


 自分を信じることは、取り巻きである彼女たちの役目だと思っていたからだ。


 けれど、今は少し違う。


「エレノア」


「はい?」


「あなた、事件が起きた翌日に、わたくしへ本当に何もしていないのかと尋ねたでしょう」


 エレノアの表情が僅かに強張った。


「……はい」


「あのとき、きちんと尋ねてくださってよかったと思っておりますの」


「え?」


「疑問があるのに、わたくしへ遠慮して黙っている必要はありませんわ。信じるというのは、何も考えずに言うことを聞くのとは違うでしょう?」


 エレノアはしばらく黙っていたが、やがて小さく頷いた。


「……そうですわね」


「ええ。それに、わたくしは以前、あなた方へ随分と間違ったことを教えてしまいましたもの」


 オクタヴィアは三人を見渡した。


「今後は、わたくしが間違っていると思ったら、遠慮なくおっしゃいなさい」


 フェリシアとナタリアが顔を見合わせる。


 エレノアは少し考えたあと、控えめに微笑んだ。


「……では、一つだけ申し上げてもよろしいでしょうか」


「何かしら」


「オクタヴィア様は、ときどきご自分のことを悪くおっしゃりすぎです」


 思いがけない言葉に、オクタヴィアは目を瞬いた。


「……そうかしら」


「ええ。過去のことを反省なさるのは大切だと思いますけれど、今回の事件では本当に何もなさっていないのですから、もう少し堂々となさってもよろしいのではありませんか?」


 オクタヴィアは一瞬だけ言葉に詰まった。


 そして、思わず小さく笑ってしまった。


「……あなた、随分と生意気になりましたわね」


「申し訳ございません!」


「褒めておりますのよ」


 そう答えると、エレノアは驚いたように顔を上げた。


 オクタヴィアは少しだけ得意げに微笑む。


「そもそも、わたくしが堂々としていないように見えまして?」


「……いいえ」


「でしょう?」


 胸を張って答えると、三人はようやく安心したように笑った。


 その様子を見ながら、オクタヴィアは思う。


 以前の自分は、彼女たちを従わせることでしか関係を築けなかった。


 けれど、こうして意見を言い合うことができるなら、少しずつ違う関係になっていけるのかもしれない。


 もちろん、それが本当の友情と呼べるようになるには、まだ時間が必要だろうけれど。



 ◇



 昼休み、オクタヴィアは中庭でセシリアと顔を合わせた。


 セシリアは彼女の姿を見つけると、ぱっと表情を明るくした。


「ローゼンフェルト様!」


「あら、セシリア。もう体調はよろしいの?」


「はい。先生にも診ていただきましたが、特に問題はないそうです」


「それなら安心しましたわ」


 セシリアは少しだけ微笑んだあと、真剣な表情になった。


「今回の事件について、正式な発表を拝見しました」


「ええ」


「ローゼンフェルト様が疑われていたことも、ようやく解決しましたね」


「そうですわね。随分と騒がしい数日間でしたわ」


 オクタヴィアは軽く肩をすくめた。


 しかし、セシリアは笑わなかった。


「……本当に、ありがとうございました」


 その言葉に、オクタヴィアは僅かに眉を上げた。


「以前にもお礼はいただきましたわよ?」


「それでも、もう一度お伝えしたかったんです」


 セシリアは真っ直ぐに彼女を見つめた。


「もしあのとき、ローゼンフェルト様が防御魔法を使ってくださらなかったら、わたしは怪我をしていたかもしれません。しかも、そのことでローゼンフェルト様まで疑われることになってしまって……」


「それはあなたの責任ではありませんわ」


 オクタヴィアは即座に答えた。


「あなたは何も悪いことをしていないでしょう?」


「……はい」


「でしたら、気にする必要はありません。わたくしが疑われたのは、これまでの評判が原因ですもの」


 セシリアは少しだけ眉を寄せた。


「でも、それは……」


「ええ。今回の事件については、わたくしは無実ですわ」


 オクタヴィアは穏やかに続けた。


「ただ、だからといって以前のわたくしがしてきたことまで消えるわけではありません。そこは、きちんと分けて考えるべきでしょうね」


 セシリアはしばらく黙っていた。


 やがて、少しだけ笑みを浮かべる。


「……ローゼンフェルト様は、不思議な方ですね」


「どういう意味かしら」


「以前のことを知っていると、少し怖い方だと思っていました。でも、実際にお話ししてみると、思っていたのとは違うところもあって……」


 オクタヴィアは僅かに目を細めた。


「……あなた、随分と正直ですのね」


「申し訳ありません」


「謝る必要はありませんわ。むしろ、そのくらいの方がよろしいでしょう」


 セシリアはほっとしたように笑った。


 その笑顔を見て、オクタヴィアはふと思う。


 原作のセシリアは、悪役令嬢から様々な嫌がらせを受けながらも、最後には多くの人々に支えられて成長していく少女だった。


 けれど、目の前にいる彼女は、ゲームの主人公というだけの存在ではない。


 怖いものは怖いと言い、嫌だったことは忘れず、それでも相手の行動をきちんと見ようとする。


 そんな一人の少女なのだ。


(……この子も、自分の人生を生きているのですわね)


 当たり前のことなのに、今さらながら強く実感した。


「セシリア」


「はい?」


「これからも、何か困ったことがあれば相談なさい」


 セシリアは驚いたように目を瞬いた。


「……よろしいのですか?」


「もちろん、わたくしにできることに限りますけれど」


 オクタヴィアは少しだけ顎を上げた。


「それに、わたくしへ相談したからといって、何でも思い通りになるとは限りませんわよ」


「ふふっ、分かっています」


 セシリアが笑う。


 その笑顔は以前よりも少しだけ自然で、オクタヴィアもつられるように口元を緩めた。


 ただし、二人の間にある過去の問題が解決したわけではない。


 アーデン家が受けた不利益についても、これから考えなければならないことがある。


 それでも、少なくとも今は、こうして普通に話せることが嬉しかった。



 ◇



 放課後、オクタヴィアは図書室へ向かう途中で、クラリッサとすれ違った。


 彼女は一度こちらを見たものの、そのまま通り過ぎようとする。


「クラリッサ」


 声をかけると、クラリッサは足を止めた。


「……何でしょう、ローゼンフェルト様」


「今回の件について、お礼を申し上げたくて」


「お礼?」


「ええ。昨年のベルク商会との取引について、お話しくださったでしょう。あの情報が、事件の調査に役立ちましたの」


 クラリッサは少しだけ眉を上げた。


「……そうですか」


「ありがとうございました」


 オクタヴィアが丁寧に礼を述べると、クラリッサは困ったように視線を逸らした。


「別に、あなたのためにお話ししたわけではありません」


「存じておりますわ」


「……本当に?」


「ええ。あなたは、事実を確かめるべきだと思ったから話してくださったのでしょう?」


 クラリッサはしばらく黙っていた。


 やがて、小さく息を吐く。


「……そういうことにしておいてください」


 オクタヴィアは少しだけ笑った。


「分かりましたわ」


 そこで会話は終わるはずだった。


 しかし、クラリッサは去りかけた足を止め、もう一度こちらへ振り返った。


「……ローゼンフェルト様」


「何かしら」


「今回の件、あなたが犯人ではなかったことは分かりました」


「ええ」


「ですが、それで以前のことを許したわけではありません」


 オクタヴィアは静かに頷いた。


「承知しております」


「……それでも」


 クラリッサは少しだけ言葉を探した。


「今回、あなたがアーデン男爵令嬢を助けたことは、立派だったと思います」


 オクタヴィアは目を瞬いた。


 クラリッサは僅かに頬を赤くし、すぐに視線を逸らした。


「……それだけです」


「……そう」


 オクタヴィアは少しだけ微笑んだ。


「ありがとうございます」


「別に、お礼を言われるようなことではありません」


「それでも、嬉しかったものですから」


 クラリッサは何か言いかけたが、結局何も言わずに背を向けた。


 その姿を見送りながら、オクタヴィアは思う。


 許されることだけが、関係を変える方法ではないのかもしれない。


 過去のことを忘れず、互いに距離を置いたままでも、相手のよいところを認めることはできる。


 少なくとも、クラリッサはそうしてくれたのだ。


(……本当に、手厳しい方ですこと)


 けれど、その手厳しさが今は少しだけ心地よかった。



 ◇



 図書室へ向かう途中、オクタヴィアは中庭の噴水近くで、見覚えのある金髪の青年を見つけた。


 第二王子エドガー・アルヴェイン。


 彼はオクタヴィアの姿に気づくと、穏やかな笑みを浮かべて歩み寄ってきた。


「オクタヴィア」


「エドガー殿下。ごきげんよう」


 オクタヴィアは丁寧に一礼した。


「少し話せるかな?」


「もちろんですわ」


 二人は噴水の近くにあるベンチへ腰を下ろした。


 しばらくの間、エドガーは何かを考えるように黙っていたが、やがて口を開いた。


「……今回の事件について、正式な発表を見たよ」


「ええ」


「君が無実だったことが分かって、安心した」


「ありがとうございます」


 オクタヴィアは静かに答えた。


 しかし、エドガーの表情はどこか晴れなかった。


「……実は、謝りたいことがあるんだ」


「謝りたいこと?」


「ああ。事件が起きたとき、僕はすぐに君を信じることができなかった」


 オクタヴィアは僅かに目を細めた。


「……そうでしたの」


「君がセシリアを助けたことも、魔法具へ触れていなかったことも聞いていた。それでも、以前の君なら何かしていたかもしれないと思ってしまったんだ」


 エドガーは苦しそうに笑った。


「婚約者なのに、情けない話だよ」


 オクタヴィアはしばらく黙っていた。


 そして、ゆっくり口を開く。


「……殿下」


「何だい?」


「わたくしは、あなたに無条件で信じていただけるような婚約者ではありませんでしたわ」


 エドガーが顔を上げる。


「以前のわたくしは、あなたが他の令嬢と話すだけで不機嫌になり、周囲へ迷惑をかけておりました。そんな人間が今回の事件を起こしたと疑われても、不思議ではありません」


「……でも」


「ただし」


 オクタヴィアはそこで言葉を区切った。


「今回の件について、わたくしは何もしておりませんでした。ですから、疑われたことが嬉しかったわけではございません」


 エドガーは静かに頷いた。


「……そうだね」


「それでも、殿下が疑われたことを謝ってくださるのであれば、わたくしはそのお気持ちを受け取りますわ」


 オクタヴィアは少しだけ微笑んだ。


「ありがとうございます」


 エドガーはしばらく彼女を見つめていた。


 やがて、小さく息を吐く。


「……君は、本当に変わったね」


「最近、よく言われますわ」


「以前なら、僕が疑ったと知っただけで怒っていただろう」


「ええ。おそらく三日は口を利かなかったでしょうね」


「……三日で済んだかな」


「殿下?」


「いや、何でもない」


 エドガーが苦笑する。


 オクタヴィアは少しだけ眉を寄せたが、すぐに笑ってしまった。


 こうして穏やかに話せることが、以前の自分にはどれほど難しかったのだろう。


「……オクタヴィア」


「はい?」


「これから、僕たちはどうなるんだろうね」


 その言葉に、オクタヴィアは僅かに目を瞬いた。


 エドガーは噴水へ視線を向けたまま続ける。


「婚約してから、僕たちはずっと周囲の期待に応えるように振る舞ってきた。けれど、君が変わろうとしているのを見て、僕も考えるようになったんだ」


「……何をですの?」


「僕たちは、本当にお互いのことを知っていたのかなって」


 オクタヴィアは答えられなかった。


 エドガーは婚約者だった。


 けれど、以前の自分は彼を一人の人間として見ていただろうか。


 第二王子という立場。


 自分の婚約者という肩書き。


 そして、他の令嬢に取られたくないという独占欲。


 それらばかりを見て、彼自身が何を考えているのか、ほとんど知ろうとしていなかった気がする。


「……そうですわね」


 オクタヴィアは静かに頷いた。


「わたくしも、殿下のことを十分に理解していたとは申し上げられません」


「……そうか」


「ですが、これから知ることはできるでしょう?」


 エドガーが顔を上げた。


 オクタヴィアは少しだけ微笑んだ。


「婚約がどうなるかは、今すぐ決めることではないと思いますわ。ですが、少なくとも、以前とは違う形でお話しすることはできるはずです」


 エドガーはしばらく彼女を見つめていた。


 やがて、穏やかに笑った。


「……そうだね」


 噴水の水音が、二人の間に静かに響いていた。


 オクタヴィアはその音を聞きながら、胸の奥に小さな安堵を感じていた。


 未来がどうなるかは、まだ分からない。


 けれど、以前のように誰かを縛りつけることで関係を守ろうとする必要は、もうないのかもしれない。



 ◇



 その日の夕方、オクタヴィアは図書室でレオンハルトと顔を合わせた。


 彼はいつもの席に座り、分厚い本を読んでいる。


「……あなた、またここにいらっしゃいますのね」


「悪いか」


「いいえ。ただ、事件が解決しても変わりませんのね」


「本を読む場所だからな」


「……それはそうですけれど」


 オクタヴィアは呆れたように息を吐き、向かい側へ腰を下ろした。


「ともかく、今回の件ではお世話になりましたわ」


 レオンハルトが本から顔を上げる。


「……何だ、急に」


「お礼を申し上げておりますのよ」


「分かっている」


「でしたら、もう少し嬉しそうになさったらいかが?」


「……ありがとう」


「なぜあなたがお礼を言うんですの!」


 思わず声を上げかけ、オクタヴィアは慌てて口を閉じた。


 レオンハルトは僅かに口元を緩めている。


「……あなた、本当に性格が悪いですわね」


「お互い様だろう」


「失礼ですこと」


 オクタヴィアは不満そうに腕を組んだ。


 しかし、しばらくしてから静かに口を開く。


「……でも、本当に助かりましたわ」


 レオンハルトが顔を上げた。


「あなたが最初から、証拠もなくわたくしを疑わなかったことも、事件を調べるのに付き合ってくださったことも、感謝しております」


 レオンハルトは少しだけ考えたあと、短く答えた。


「……そうか」


「それだけ?」


「十分だろう」


「……まあ、あなたらしいですわね」


 オクタヴィアは小さく笑った。


 窓の外では、夕日が学院の庭を赤く染めている。


 入学してから、まだ一週間も経っていない。


 それなのに、随分と色々なことがあったように思えた。


 前世の記憶を取り戻したのは、ほんの数日前のこと。


 あのときは、原作の破滅を回避することばかり考えていた。


 けれど今は、それだけでは足りないと分かっている。


 自分が傷つけた人々との関係を、簡単に元へ戻すことはできない。


 過去の悪行をなかったことにもできない。


 それでも、これからどう生きるかは、自分で決められる。


「……レオンハルト」


「何だ」


「わたくし、これからも随分と面倒なことに巻き込まれそうな気がいたしますわ」


「そうだろうな」


「……否定してくださらないの?」


「お前自身が面倒な人間だからな」


 オクタヴィアは思わず立ち上がりかけた。


「……あなた、本当に失礼ですわね!」


 レオンハルトは楽しそうに笑った。


 その笑顔を見て、オクタヴィアは呆れながらも、どこか可笑しくなってしまった。


 以前の自分なら、こんな言葉を向けられた瞬間に激怒していただろう。


 けれど今は、腹が立つのと同じくらい、気兼ねなく言い返せることが心地よい。


 オクタヴィアは椅子へ座り直し、窓の外へ視線を向けた。


 悪役令嬢。


 その呼び名が、すぐに消えることはないだろう。


 むしろ、自分がしてきたことを考えれば、そう呼ばれるのも仕方がない。


 それでも。


(……わたくしは、わたくしの人生を生きますわ)


 誰かに決められた役割でもなく、原作で定められた結末でもなく、自分自身の意思で。


 過去の罪を背負いながら、それでも前へ進んでいく。


 それが、オクタヴィア・ローゼンフェルトの選んだ道だった。

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