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エピローグ

「やっぱり、神聖帝国がいいと思うの。」

「なんでだ?」


俺はそう聞くと彼女は答える。


「まず、交通の便、火神国は山脈の真っ只中、土神国は国土全部砂漠、そして、水神国と風神国に行くには中央の神聖帝国を通るしかない、そして神聖帝国はここと直通の街道で繋がっている。」

「なるほど………。」

「そして。」


そう言って彼女が差し出したのは、ある一枚の紙切れ。


「私、神聖帝国の総本部に転属することが決まったの。」

「………ハァ?」

「さらに、神聖帝国までは何千キロも離れているから専用の馬車を使って移動するの、その馬車に、家族などの親族くらいなら一緒に乗せていいことになっている、言いたい事、わかるわよね?」


俺は突然首をぐいと掴まれて、ぐっとサンティシナにひかれる。


「私、ずっと都会に憧れてたの、ここもいいけど、神聖帝国の町並みは絶対みたい、ついてきてくれるよね?」


そうおでこが当たりそうな距離まで顔を寄せられたなかそう聞かれて、俺は首を縦に振らざる負えなかった。



神聖帝国、その起源は世界創世のとき、一万年前にまで遡る。


創造神は神々との戦い、ラグナロックを有利に進めるために人を作り出した。


ちなみに火神はドワーフ、土神はゴーレム、水神は魚人、風神はエルフである。


人は最初は酷く弱い代わりに訓練をすればこの四種族を圧倒することができ、そして数も非常に多い。


人間を有効活用して戦局を有利に進める創造神、そして彼らが傷つき天界に帰るとき、それぞれの神はそれぞれの種族のために1つの国を作った。


それが五大神国であり、とくに神聖帝国はそのラグナロックの実質的な勝者として世界を統治することになるのだった………。



「で、馬車は何日後に来るんだよ。」

「馬車わね、だいたい一週間後ね。」

「荷造りは普通に間に合うな、お前のことだから今日には来るとか言うと思ったぞ。」

「流石にそれはしないわよ、コーイチ来られなくなったら困るし。」

「………困るのか?」

「私明確な友達って言える人あなたしか知らないのよ、だから神聖帝国でワイワイやっていけそうなのもあなたしか知らないのよ。」

「唐突に友達いない宣言するのはやめてくれよ………。」



神聖帝国。


神聖帝国とは、一万年前、世界創世時代、神々が争うラグナロックの際創造神が戦いを有利に進めるために作った人間の国である。


ちなみこの戦いでは他にも土神がゴーレム、風神がエルフ、水神が魚人、火神がドワーフを作っている。


戦いは全神々が傷ついて天界に戻ることで集結するが、実質的には人間と創造神の勝利ではあった。


そういうわけで現在神聖帝国は世界最強の国家として君臨し、世界各地の国々を統治しているのだ。



「………そうか、グルジットがやられたか。」

「はい、そこで、ボスはやつの暗殺をあなたに依頼したいと言っています。」

「………全く、しっかたねぇな、俺が弟子の尻拭いとはな…………。」






「………ここは、どこですか。」

「目覚めましたか、ここは神聖帝国の聖都の病院ですよ。」

「なんだそれ………何言ってんだよ………。」

「困惑するのも無理はない、連れてきたのは私達ですよ、我々は、まず、あなたの名前とどこの国の出身かをお聞きしたい。」

「………おい、ちょっと待ってくれ、マジでどこなんだよ、ふざけんな、だって、ここは………。」



「日本じゃないのか………!!?」

ほとんどローファンタジーな世界にさっそうと異世界人がっ!

もうコーイチの仲間がポジション全部とっちゃった中こいつを無理に出すと色々おかしくなりそうだったんですけどね………コーイチの日本での何やらかにやら全く触れてないので仕方ないんですよ。

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