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老人の過去と新たな出会い

「彼は、北国の生まれでしてね………。」

「へえ、どんなところなんです?」

「夏は緑に溢れていますが、それも短い間で、あとは雪と寒さが支配する厳しい世界でしたよ、もっとも、今やありませんけどね。」

「???どういう………。」

「戦争で滅んだんですよ、もう40年も前の話です、彼はその戦乱の中で師匠と出会い、様々なノウハウを学んだんです。」

「ノウハウ………。」

「暗殺術です。」

「!?!?」

「彼は戦乱の中である友人を失いまして、それをきっかけに復讐を誓ったんです、そのための暗殺です、ただし、成功したかどうかは、きかないでいただきたい。」

「それは………。」

「なに、友人の話ですよ、友人のね、間違っても私の話ではない。」


そういってクルードは、人差し指をピンとたて「他言無用で、ね?」と念を押す。


「はぁ………。」

「そうだ………この鎖の術、私のオリジナルなんですよ、これなら懐にもしまえるし、ただの紐と違って剣で切れることもない、振り回して鞭としても使うことができる、私が分け合って考えついた最高の武器です。」


クルードは袖から鎖をジャラジャラと出し、それは何もしてないのにヒョイっと戻ってしまう。


「??」

「これはね、私の考えついた道具をつかってやってましてね、一切動かなくてもこうして………。」



「君がギセルくんか、話は聞いている。」

「はぁ。」

「君の魔法がピンチを救ってくれたらしいじゃないか、ありがとう………スリューシャ殿、れいの怪物はどうなっているかわかると聞いたのですが。」

「そうじゃ、わしになら分かる、あれはいまだいたい10階層、そこから動こうとはしていない。」

「いつ動くんでしょうねぇ………。」

「そんなものはわからんっ!いっそずっと動かないままでいいのではないのか?」

「何言ってるんです、ここは迷宮から産出される魔石であらゆることが回っているんです、それが無くなれば、あっという間に崩壊してしまう。」

「気になっていたんですけど、もうずっと誰も迷宮に潜ってないですよね、経済の方は大丈夫なのですか?」

「あぁ、今のところはな、だがすでに兆候も見え始めている、聞いたところによるとすでに高級品、趣向品のたぐいは売上が落ちているらしい、高位冒険者や金持ちの商人、貴族が今後のことを考え財布の紐を締めたせいだ、まぁ、それ以外は特に問題ないのだが………。」

「まぁ、とにかくすぐに手をうたないと綻びができはじめるわけですね、犯行作戦や防衛作戦はあるのですか?」

「ある、あのモンスターパレードのあとも我々は冒険者を収集し続け、今は600人ほど集まっている、Bランク以上の高位冒険者はおよそ40人ほどだ、それから、騎士団の方からもBランクレベルの騎士を70名程派遣してくれる予定だ。」

「ずいぶんと大戦力ですね。」

「なにせモンスターパレードだけでもAランクの魔物が17体ほど確認され、総数は1000体ほどだ、万一決壊したらとんでもない事になる、この街の人間全員がいま一致団結しようとしているのだ………。」



「クルードさんはこれからどちらへ。」

「もう何もせず家で眠ろうと思っています。」

「しっかし、クルードさんがそんな明るい人だとは思いませんでした、なんかもっと暗い感じかと。」

「ハハハ、よく言われます。」

「さて、例の魔物はいつ来ることやら。」

「分かりませんよ、誰にもね、あぁ、それとスパゲティは音をたてず食べたほうがいい、というかあんな音どうやって出してるんですか?」

「あ、やっぱり不快でしたか?」

「まぁ、私はともかくそれじゃ女性はよってこないでしょうな。」

「そうですか………ハハ………あれ?なんか忘れてる気がするぞ?」


俺達はこうして別れることとなる。



???視点


「ハァッ!?私が前線勤務ぅ!!?」

「そっ、ほんっとうに申し訳ないとは思ってるけどね、ほら、私これからあの人の手とか足とか再生させないといけないから、流石にあれじゃ可愛そうでしょ?」


私は先輩が指さした方を見れば、そこには両手両足が全部もげてしまった人が静かに横たわっている。


私はあんな悲惨な怪我をおった人が、まだまだ沢山いることを知っている。


あの戦いも、序章でしかないというのに、もうこんなに彼らは傷ついてしまった。


「傷口くらいならいざ知らず、手足をまるまる再生なんて1週間はかかっちゃうわ、私の魔力も無限じゃないから。」

「でも………私戦闘できないんですけど……。」

「そこでっ!!私ちょうどいい護衛くんを用意したの、さっ、入ってきてねっ。」


私は扉が開いたのに気づき、このバカ先輩がどんな冒険者を連れてきたのかと身構える。


「ハハハ………まさかあなただったとは。」

「えぇ、まさか、あなたなんですか………。」


そこに立っていたのは、回復術者の治療により、もはや傷がほとんど残っていないあの男だった。


「ハハハ、なんか仲良くしてるようだったから連れてきちゃった!」

「ふざけないでください、なんでこの人呼んでくるんですか。」

「あら?もしかしてこの人のこと嫌いだった?」

「本人いる前でそんなこと言うふうに見えます?」

「見えないわねぇ、まぁ、どんと行ってきなさい、まってるわよっ!!」



「………あなたは、名前はなんでしょうか。」

先輩が事務処理をしている部屋から出てきたとき、彼はこう聞いてきた。


「………リサ、よろしく。」

「は、はい………ハハハ………。」

こんどはカーラスくんの話をくっつけないといけないくらいあっさりに………。

でも文は割と見れるレベルになったからいいや。

あとこれからある程度空白入れて見やすくしてみました。

そしてこれで文量の水増しもゲフンゲフン

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