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箱庭と猫 第二部 ―聖霊の試練編― 上  作者: 山本陽之介
第3章 蒼波ヲ凌グ

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第45話 水面に映る深淵

 ベル歴995年、雷の月7日。


 水の大聖霊の試練、その最奥『水音の心奥(フルト・コル)』。


 狂乱の雷撃によって内部から破壊された模倣体グラシア・ファントムは、数万トンの海水と光の粒子となって地底湖へ霧散した。


 激しく波立っていた水面は、数分のうちに鏡のような静寂を取り戻し、空間を支配していた暴力的な水圧と殺気は完全に消え去っていた。


 静まり返った水面の中央に、青く澄んだ輝きを放つ宝玉がゆっくりと浮上してくる。


 【水の聖宝球セインツオーブ・フルト】。


 レオは浅瀬を蹴り、水面を滑るように進み出ると、その宝玉を手に取った。冷やりとした、しかし確かなマナの脈動が掌から伝わってくる。


「……これで三つ目ですね」


 シルビアが安堵の息を吐き出す。ピアも静かに頷き、自身の衣服についた水滴を軽く払った。


「ええ。この子のおかげですね」


 レオの左腕には、限界を超えた一撃の疲労からか、元の眠たげな表情に戻ったクレアがしっかりと抱き抱えられていた。幼い五歳児の姿をした雷の眷属は、主の温もりに安堵したように、腕の中で静かな寝息を立てている。


 その時、空間の気圧が微かに変動した。


 レオが手にした宝玉の輝きに呼応するように、地底湖の中央の水面が静かに隆起し始める。無数の気泡と共に、そこから這い出るようにして巨大な影が姿を現した。


 先ほどまで死闘を繰り広げていた模倣体と同じ、全長二十メートルを超えるワニ型の巨躯。だが、その質感は全く異なっていた。


 岩盤のように無骨だった鱗は、深く艶やかな瑠璃色に輝き、地底湖の微かな光を滑らかに反射している。そして何より、その瞳には、原始の海から星の変遷を俯瞰してきたような底知れぬ知性と、すべてを見透かすような達観した光が宿っていた。


 水の大聖霊アイルヴィーズの眷属、大聖獣フルト・マンバの『グラシア』。


 巨大な顎から紡がれたのは、深海の底から響くような、低く威厳に満ちた渋い声だった。


「元気そうだね、ピア」

「ああ、おかげさまでな。だがグラシア、相変わらず〝こすい〟マネをする」

「はは。〝さとい〟と云ってもらいたいね」

「まったく……。よく云うよ」


 二人は顔を見合わせ、静かに笑い合った。


 次に大聖獣は巨体を水面に横たえ、長い尾をゆったりと揺らしながら、瑠璃色の瞳をピアからレオへと真っ直ぐに向けた。


「それと……レオ」


 レオは居住まいを正し、静かに、深い敬意を込めて一礼した。


「……初めまして、グラシア様」

「ははは。初めまして、か。随分と寂しいことを云ってくれるね」

「あ。すまない、グラシア」

「いや、いいんだよ。たしかにその姿の君とは初めて会うからね、友よ」

「毎回そう云われるが、実際微妙なんだよ。俺は基本レオ・クロースだからな」


 グラシアは喉の奥で低く、響くような笑い声を上げた。


「ふふ。その姿でもその飄々とした気配は変わらないようだね」

「そうか?」

「ああ。いや、おそらくレオ自身がそもそもショウに似ているのかもしれないね」

「それは、俺にはわからんが、グラシアが云うなら、そうなのかもな」

「ははっ、間違いないよ。それにしても、その子……」


 グラシアはレオが抱える小さな少女に目を向ける。


「ん?エクレアのことか?」

「ああ。彼女のことは千年前から知っているが、まさかこれほどまでの雷を操れるとはね。恐れ入ったよ。まるで、〝アクレ〟のようだった」


 雷の大聖霊グロムティルの眷属、大聖獣プティル・ティグレの『アクレ』。雷の如き速度を持ち、言葉よりも行動で示すと言われる、虎の姿をした高位の聖獣だ。


「アクレか。それは、エクレアも喜ぶよ」

「ふふ。それに、レオを護りたいという気持ちが伝わってきたからね。大事にするんだよ」

「ああ。もちろんだよ」


 レオは、自身の腕の中で静かな寝息を立てているクレアへ視線を落とした。限界を超えた雷撃を放った疲労から、彼女は完全に深い眠りに落ちている。


「小さき雷の眷属よ。主を護らんとする、その強烈な意志の雷撃。模倣体ではあったが、あの分厚い鱗をも貫く、素晴らしい一撃だった。……どうかこれからも、主の良き盾であってほしいね」


 幾億年の時を俯瞰する大聖獣からの温かな労いの言葉。それは深い眠りにあるクレアの耳に届いているかはわからない。だが、彼女は主の温もりに包まれながら、安心したようにすうすうと規則正しい寝息を立て続けていた。


 グラシアは喉の奥で優しく喉を鳴らし、言葉を紡いだ。

 

「それと、レオ。その宝球オーブは君たちが正当に手にしたものだ。この水のことわりを読み切り、仲間を導いた君の指揮、見事だったよ」

「いや。最後はやられてたよ。エクレアのおかげで何とかなったけど。まだまだだって、実感した」


 レオが事実を客観的に捉え、己の未熟さを素直に認めると、グラシアは満足げに目を細めた。


「ふふ。己の限界を知り、仲間の働きに感謝する。その謙虚さもまた、君の変わらぬ美徳だね」


 続いてグラシアの瑠璃色の瞳が、次にシルビアへと向けられた。

 

「アウローラの愛し子である聖女シルビアよ。其方の絶え間なき癒やしと、水圧をも打ち砕くその力強き拳。……水底の淀みさえも払うような、見事な献身であった。どうかその清らかな光を、絶やさぬように」

「……勿体なきお言葉、痛み入ります。ですが、わたくしもなにも出来ませんでした。レオさんと同様精進してまいります」

「ふふ。其方も謙虚なんだな。期待している」


 グラシアの言葉に、シルビアが淑やかに肯定のカーテシーをする。


「そろそろ時間だな。良いか皆。水は流れるもの。留まれば淀み、腐る。……貴殿らがこの先、世界の淀みをどう払うのか、水底から静かに見守らせていただこう。さあ、行くがいい。貴殿らのこれからに水の加護があらんことを」


 グラシアはそれ以上言葉を重ねることなく、ゆっくりと水面に沈み込み始めた。青いマナの光が地底湖を包み込み、その巨躯は深淵へと完全に溶け込んで消えた。


 残されたのは、再び鏡のように静まり返った水面だけだった。


「さて、帰りましょうか」

「そうだな」

「ええ。帰りましょう、レオさん」


 レオは【水の聖宝球】を空間に展開した≪クロノ・ボックス≫へ丁寧に収納し、代わりに【ベルコネクト】を取り出した。


 何もない空間に鍵を突き立て、マナを流し込む。虹色の光が空間に魔法陣を描き出し、質素なドアが顕現する。


「まずは我が家の『地下倉庫』へ」


 レオがドアノブを回し、扉を開け放つ。


 扉の向こうから、古いが手入れの行き届いた木の香りが漂ってくる。レオは一歩足を踏み入れ、次元の狭間に存在する「箱庭」の地下倉庫へと入る。


 壁面に設置された感応式のマナランプが、侵入者のマナを感知してパッと暖かな光を点した。


 その瞬間、レオの動きが止まった。


 石造りの床の上。そこには、深い藍色の和服を着崩した女が、額を床に擦りつけるようにして深々と平伏していた。


 完璧な、そしてどこか悲壮なまでの美しさを持つ土下座。


「わっ!!……フ、フローか?」


 レオが怪訝な声を漏らす。水の大聖霊の加護を持つ聖猫フローのヒト化姿、フルーナ。


 フルーナは顔を上げることなく、床にすりつけた額の奥から、震える声を絞り出した。


「申し訳ございません、旦那様、ピア様……!アチキの不徳の致すところで、鼠に自死を許してしまいんした……!」

「な、なんの話だ?」


 後から地下倉庫へ入ってきたピアが、目を細めてフルーナを見下ろす。


「顔を上げよ、フロー。何があった」


 ピアの静かな、だが威厳に満ちた王としての声に、フルーナはゆっくりと上体を起こす。その表情には、普段のマイペースで妖艶な余裕は欠片もなく、己の失態を深く恥じる冷徹な剣士の顔があった。






 深い眠りに落ちているクレアを客室のベッドへと寝かせた後、一行は一階の応接室へと移動した。


 ソファに腰を下ろし、屋敷を管理する家事用魔導人形ハウス・マナドールのパーラが手際よく淹れた紅茶がテーブルに並べられる。


 フルーナはソファに座ることを辞退し、立ったまま、ルグラ島での出来事を淡々と、客観的な事実のみを連ねて報告した。


 特級魔獣ギガ・ペリクスの襲来。その混乱に乗じた、駐在大使タチバナの暗殺未遂。そして、彼女が水魔法による濃霧と水流で五人の工作員を拘束したこと。


「アチキは情報を吐かせるため、彼らを殺さずに生け捕りにしんした。ですが……」


 フルーナが悔しげに煙管を握りしめる。


「捕らえて暫くした後、五人全員が同時に血を吐いて事切れんした」

「毒か?」


 レオの問いに、フルーナは首を横に振る。


「いえ。遺体を調べたところ、心臓付近の『マナ器官』に物理的な細工が施されておりんした」

「物理的な細工……まさか、魔導短絡回路か?」

「左様でありんす。マナを強制的に逆流させる仕組みが埋め込まれていたようでありんす」

「マナの逆流によって血液を瞬時に沸騰・炭化させ、脳幹を焼き切る仕組みか。……情報を聞き出すのは不可能だな」

「ええ」

「じゃあ、フローは別に――」

「いえ。それを考慮していたならば、手の施しようがありんした」


 レオの言葉を、フルーナが静かに遮る。


「そうか……。とにかく、拘束されたから起動したわけじゃないな。任務の成否に関わらず、必ず一定時間で強制起動するようにセットされた時限式。ただの使い捨ての駒ってわけか」


 レオが顔をしかめ、冷徹な推測を口にする。


「人体を機械の配線のように扱う……非道な手口だな。最初ハナから生きて帰すつもりなどなかった」


 ピアが紅茶を一口飲み、感情を交えずに分析する。


「問題は、その襲撃者たちの素性だな」


 レオがソファに深く身を沈めながら、論理的な推測を口にする。


「タチバナ大使を狙うなら、オリガタ皇国内部の反対派……クニツ族かカムイ族の過激派と考えるのが妥当だ」

「ああ。だが、腑に落ちんな」


 ピアの言葉に、レオが頷く。


「ああ。自壊術式まで組み込んだ完全な暗殺部隊を、内乱寸前の鎖国状態にある国が、わざわざ他国へ送り込むものなのか?」

「部族間の正統性争いであれば、その労力と資源は国内での権力闘争に注がれるはずでありんすね」


 フルーナが煙管を揺らしながら推測を継ぐ。


「そうだな。死を前提とした工作員を、海を隔てたマリノンの大使一人を消すために投入する……割に合わない」


 レオの冷徹な分析に、室内の空気が一段と重くなる。


「単なる部族の対立という枠組みを超えている、ということか」

「ああ。はるかに組織的で資金力のある『外部の意志』を感じるな」


 フルーナが深く頷いた。


「旦那様のご推察の通りでありんす。タチバナ様が奴らの遺留品を確認しんしたが、五人の工作員のうち、三人はオリガタの人間。しかし残りの二人は、明らかに異国風の装束を纏っておりんした。そして……」


 フルーナは背負っていた包みを解き、一振りの直剣を取り出してテーブルの上へ置いた。


「彼らが所持していた見慣れぬ直剣の柄に、このような奇妙な紋が刻まれておりんした」


 二つの円が複雑に絡み合い、蛇が自らの尾を噛むような意匠。


「ん?……この紋章……どっかで見たな」


 レオは≪クロノ・ボックス≫から、一振りのロングソードを取り出し、フルーナが持ってきた剣の隣へと並べて置いた。


「これは……」


 ピアが二つの剣を見比べる。


「これはアイゼンの動乱の時に裏で糸を引いていた、エヴィスとかいう組織の実行部隊が持っていた剣だよ」


 レオが取り出したのは、王都の裏通りで交戦した「鏡面ミラー」の、ディスから回収して保管していた武器だった。


 二つの柄に刻まれた、全く同一の意匠。


 それは、アイゼン王国を裏で操っていた組織が、極東の島国の内乱にも直接介入しているという、動かしがたい物理的な証拠であった。


「アイゼンの動乱後、クーデターの協力者たちは西へと逃亡した。……中央諸国の可能性もあるが、中央はベル教に準ずる国家が中心だ。第一候補はやはり、西方諸国」

「エヴィスの背後にあるのは、西方の勢力とみていいでありんすね」


 フルーナが煙管を揺らしながら相槌を打つ。


「ああ。やつらがオリガタ皇国内に潜り込み、内乱を扇動していると見て間違いない」

「ですが、どうやってオリガタへ入り込んだのでしょうか?」


 シルビアが不安げに両手を握りしめる。


「……推測だが。もし、奴らに世界を分断する『星辰の冠(ステラ・コロナ)』を〝渡る〟技術や能力があるとしたら」

「八英雄の国を経由せずに、海から直接オリガタへ潜入できる、ということでありんすか」

「そういうことだ」

「星辰の冠を……。ですが、なぜエヴィスがオリガタへ?あそこには、大聖霊様はいらっしゃらないはずですわ」

「ええ。アイゼンの時のように大聖霊様の消滅が目的ではない。……となれば、敵の狙いは明確です」


 レオはテーブルの上の剣を見据え、言葉を継ぐ。


「オリガタ皇国は、アイゼンの魔導工学や西のモンサンに並び称される技術大国です」

「その高度な技術力そのものの奪取、あるいは破壊が狙いというわけでありんすね」

「ああ。さらには鎖国状態にある国を完全に支配し、八英雄の国のバランスを外側から崩す要衝にすること、といったところかな」


 シルビアが息を呑む。レオはさらに、その奥にある恐るべき可能性へと推論を進めた。


「現在のオリガタは完全な鎖国状態にある。外界からの情報が遮断された、いわば巨大な『密室』です」

「違うぞレオ。あそこの情報網は、お前が想像するような旧時代的なものではない」


 ピアが、ソファの背もたれから身を起こして口を挟んだ。


「あの国は、確かに外界からは完全に遮断されている。外部からはオリガタの内情を知る術はない。唯一の国交のあるマリノンを除いては、な」

「……なら、やはり外界からの情報も遮断されているのでは?」


 レオの疑問に、ピアは首を横に振った。


「いや。外部情報をリアルタイムで観測する技術があると訊く。どのようにしているかは知らんがね」

「なるほど。それについては俺に心当たりがある。今は確証はないが」

「ほう……。やはり〝トキノ〟か?」

「そんなところだ」

「ならば、オリガタの情報伝達技術にも得心がいく」


 ピアは静かに頷き、言葉を継いだ。


「国内における情報伝達のインフラは、アイゼンをも凌駕するほどに発達しているのだ。国民の末端に至るまで、中枢からの情報がタイムラグなしに一瞬で行き渡る『独自の高度な通信網』が完成している」


 ピアは厳しい表情で、さらに言葉を重ねた。


「中枢が発した決定や情報は、即座に全土の民へ共有される。……だが、それはあくまで『国内限定の閉鎖網』だ」

「国民が自ら外部の情報を探り、比較検討するためのものではない、ということか」


 レオの推測にピアが頷く。


「そうだな。中枢からの情報が絶対の真理として、一瞬にして国中を染め上げるための仕組みらしい」


 その事実に、レオは微かに目を見開いた。


 本来は情報の収集の選択肢が少なく、遅い速度で情報が伝達される閉鎖国家だからこそ、国民は騙されやすいと思われがちだ。


 だが、真の恐怖は逆である。


 情報の精査手段を持たないまま、伝達速度だけが極めて高度で『速すぎる』からこそ、考える隙も与えられず、中枢が掌握された瞬間に嘘が真実として一瞬で国全体を支配してしまうのだ。


「……アイゼン王国も、そうなる一歩手前だったからな」


 レオが低く呟く。


「ええ。本当に、他人事ではありませんわ」


 シルビアがアイゼンでの動乱を思い出し、微かに身震いする。


「ああ。そしてあの時、エヴィスの背後にはさらに厄介な存在が潜んでいた」

「八大罪のマオン、でありんすね」


 フルーナが煙管を揺らして応じた。


「今回も同じだとは限らない。だが、可能性として最悪の事態は想定しておくべきだな」


 レオが静かに告げると、ピアが天を仰ぐようにソファに背中を預けた。


「まあな。たった一つの嘘で、一瞬にして国全体を操り人形に作り変える技術があの国にはあるからな」

「……想像もしたくない事態でありんすね」


 フルーナが煙管を揺らし、低く息を吐き出した。


「ああ。……そして、その最悪のシナリオを、あの国の首脳陣もまた恐れていたのだとしたら?」


 ピアがそこで言葉を切り、静かにレオを見据えた。


 その問いかけに、レオの脳裏に一つの事実が浮かぶ。『鎖国』と銘打ちながら、なぜか極東の島国が、マリノン海洋国とだけ細い繋がりを残している矛盾した理由。


「なるほど。保険か」

「保険?」


 シルビアが不思議そうに首を傾げる。


「おそらくオリガタは、自国の国体を揺るがすような内部異常が起きた際の『外部支援』を、一つに絞ったんです」

「外部支援……」

「ええ。八英雄の国ならばそれに値しますからね。マリノンに伝われば、八英雄の国すべてに知られるリスクを伴ってでも」


 レオがソファの背もたれに背中をあずけ、天を仰ぐ。


「……まったく、理にかなった〝賭け〟だね」


 ピアが、「たしかに」とレオの推論に重々しく頷く。


 ルグラ島での暗殺未遂という水面下で起きた事象。


 二振りの剣が示す西からの介入。


 そして、外部を観測しつつ内部を統制する、極東の密室国家。


 全ては未だ推測という点であり、全貌を掴むにはあまりにも情報が少なすぎる。


「とりあえず、戻ったらタチバナ大使に話を訊きましょうか」


 レオの言葉に二人が無言で頷く。彼らはマリノンへ帰還すべく、地下倉庫に足を向けた。

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