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悠久の時

 森はざわめく



 新たな来訪者が現れたことを示すように



 少女はひとり来訪者を待つ



 彼が自らの意思で自分のもとに向かって来ることを信じて



 自らに相応しき器の持ち主である彼を、彼のような存在を待っていた



「さあ……早く」



 少女は待っていたのだ



 自らの時が動き出すこの時を



 だから少年が自らのもとへ来るのを待つ



「ようやく……ようやくこれで私は……」



 彼でなくてはならないのだ、彼の存在でなければいけないのだ



 なぜなら、少女の止まっていた時は彼によって動き出すのだから………




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