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幻想三色記  作者: 白黒原色
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第11話 地霊殿のロリx2

 勇儀らと別れ歩くこと数分、地底の目的地地霊殿に到着していた。


 「ようやくか、、、、」


 「まぁ入りましょう。」


 赤の溜息と呟きを聞いた青は苦笑いを浮かべながら地霊殿の扉に手をかけた。


 「だな。」


 「お邪魔しま~す。」


 赤の言葉を聞き青が扉を開けると黄が我先にと入って行った。


 「挨拶回りに来ました~!」


 「誰もいない?」


 黄が大きく用件をロビーらしき場所で言うが反応はない。青が反応のないことに疑問を持っているが赤と黄は周囲を見渡し誰かを探しているような仕草をしていた。


 「ん?誰かいる気がするんだけどなぁ。」


 「え?誰もいないぞ?」


 「いや、いるな。」


 黄は首を傾げながら違和感を共有する。青は黄の言葉にもう一度周りを見渡すが人影は見当たらない。しかし、赤も黄と同じように誰かの存在を感じていた。黄と違うことは姿は見えないながらも確信していること。


 「透明化ですかね?」


 「いや、存在感が薄い。どちらかと言えば見落としてる感じか?」


 「え?」


 「誰ですか?ここに何の用でしょうか?」


 青が見当たらない理由を予測するが赤が即座に否定する。赤の言葉に青が驚きの声を漏らすと同時に地霊殿の二階の方から女の声が聞こえて来た。青はそちらに目を向けると目を大きく開いた。


 「ほんとにいた。それにロリだ、、、」


 「「あいつじゃない。」」


 「近しい気配はあるがな。」


 青の呟きに赤と黄は否定の言葉を返し赤が補足を入れた。三人に話しかけて来た桃色髪の小柄な少女は階段を降り赤達の前に立つと再び用件を聞いてきた。


 「貴方達は何の用でこの屋敷に?」


 「ああ、すまない。俺達は最近幻想郷に来たばかりでな。今日は挨拶に来た。」


 「そうでしたか。私の名前は『古明地 さとり』です。この地霊殿の主を務めています。」


 少女さとりは赤の言葉に納得すると自己紹介を始めた。赤はさとりの自己紹介を聞きながらも周囲に視線を彷徨わせている。さとりの自己紹介が終わると赤が口を開いた。


 「俺達は(略)だ。よろしく頼む。」


 「はい、よろしくお願いします。」


 赤達の自己紹介はサクッと終わり、挨拶も問題なく終了した。しかし、赤と黄は視線を動かすのを止めない。さとりはそのことに疑問を持ち首を傾げた。


 「古明地、二つ頼みがあるんだが良いか?」


 「ええ、構いません。」


 「ありがとう。一つ、その眼を止めてくれ。二つ、この屋敷に古明地の親族がいるなら教えて欲しい。」


 「っっ!気づいていたんですね。」


 「まあな。」


 赤の頼みを快く受け入れ赤の言葉を聞いたさとりは少し目を開け驚きを露わにした。一つ目の頼みのとき赤はさとりの胸の前らへんにある眼の様な物を見ていた。さとりはその動きで赤の言いたいことを理解し驚いていたのだ。


 「まず、無礼な真似をしてすみません。私の能力ですので。」


 「そうなのか。なら、極力止めてくれ。」


 「分かりました。次に親族についてですよね。ここにはこいしと言う妹がいます。」


 「その子!!!」


 「「え?」」


 さとりは赤の頼みに丁寧に答えて行く。親族についてはしていると突然黄が大きく声を出した。青とさとりは意味が分からないといった風に抜けた声を出す。赤は納得と言った風に頷きながら小さく呟いた。


 「光符【影落とし】」


 「なっ!(え!?)」


 赤が呟いた後すぐに扉の近くに銀髪の小柄な少女が立っていた。少女も自分に視線が向けられていることに驚いている様子だった。


 「へ?何?見えてるの?」


 「まあ、そうゆう技を使ったからな。」


 「っっっ!」


 少女の疑問に赤が答えると今まで探していた黄が少女を見て息を飲んだ。


 「こいし、ずっとそこに居たの?」


 「え?う、うん。」


 さとりは少女をこいしと呼び質問すると、こいしは戸惑いながらも肯定した。丁度復活した黄は赤に話かけた。


 「兄さん、あの子は能力をうまく使えないみたいだよ。」


 「、、、、みたいだな。」


 「僕があの子に能力の使い方を教えたい!」


 「俺はどっちでもいいが、本人がどうかだろ?」


 黄の言葉に赤は半ば言ってきそうなことを予想しながら返答し、予想通りの言葉が聞こえ赤は心中でため息を吐きながらこいし本人の意思確認を求めた。すると、黄と赤の話を聞いていたこいしが赤に話掛けて来た。


 「能力の使い方を学べば人に見えるようになる?」


 「完全に使いこなせるようになれば可能だ。俺達が教えてすぐにとはいかないが数分の間とか限られた中で認識してもらえるようには数回ぐらいで慣れると思う。」


 赤はこいしの質問に対し曖昧な答えを返した。普通の人の様に生活するには完全に使いこなす必要がある。しかし、赤達の授業を受けて確実に使いこなせるようになる訳ではない。絶対ではないが可能性はある。こいしはその言葉に小さく頷き赤の方をしっかりと見ると自分の意思を示した。


 「やる。能力の使い方を教えてもらいたい。」


 こいしはやる気に満ちた表情を浮かべ宣言した。赤はこいしの覇気に少し押されながらも苦笑いを浮かべ、


 「そうか、、、好きにしてくれ、、、」


 「お姉ちゃんも私が説得する。」


 「そうか、今更だが古明地こいしで良いんだよな?」


 「うん、好きに読んでくれていいよ。」


 赤は本当に今更だがこいしに名前を確認し自己紹介を済ませた。サラッと黄が教えることも認めさせる。赤はこいし本人との話が終わるとさとりを読んだ。


 「古明地、急で悪いが黄をここで働かせてやって欲しい。」


 「構いませんよ。こいしの専属でいいですか?」


 「ああ、ありがとう。」


 さとりは赤とこいしの話を聞いていたのかすぐ認められ就職先が決定した。青と黄は就職完了。残るは赤一人。


 「兄さん、もう次ですか?」


 「だな。永遠亭に向かおうか。」


 青が赤に予定を確認すると、赤は頷き肯定した。こいしは赤の言葉を聞き少し寂しそうな表情を浮かべながら聞いてきた。


 「もう、行っちゃうの?」


 「ああ。まあ、すぐ来ると思う。用事があれば人里だが家に来い簡単なもてなし位できると思う。」


 「分かった。絶対遊びに行く!」


 こいしは赤の言葉を聞き表情を笑みに変えると大きく手を振った。扉の方に歩いていた青達も振り返り手を振り返す。


 「じゃあな。」


 「じゃっ。」


 「またね。」


 「ばいばい~」


 「また来てください。」


 赤達は一言ずつ声をかけると地霊殿を後にした。地底を少し早めに抜けると地上に出て来た。


 「まだ昼前か。」


 「永遠亭にすぐに向かいますか?」


 「ああ、午後はゆっくりしたいしな。」


 青の問いに赤は答え、三人は少し駆け足で永遠亭のある迷いの竹林に向かった。

お久しぶりです。白黒原色と申します。この作品は東方projectの二次創作です。原作をご存じの皆様方からすれば見過ごせない点が多くあると思われます。そう言った場合は作品を読むのを止めるか感想等で指摘いただけると助かります。さて、黄の就職先が決まりましたね。後は赤だけ。まぁ、設定上は既に決まってるんですけどね。次回、永遠亭に行きます。しかし、それまでに試練が!!三人はどう切り向けるのか次回に続く!!

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