殺し屋、魔法を教わる
その一言を聞いた怜は殺気立てながら
「魔女の何を知っている?」と質問した
その疑問に女性は
「知ってるも何も
うちの街でも外の街でも
暇つぶしに人まで殺す問題児よ」と
怒り半分に答えると
「その反応を見るに
巻き込まれたのね」と納得する
女性の様子に少し気を緩めた怜は
「あぁこっちはわけもわからず
その魔女ってやらに
体を押し付けられたな」と文句を言う
そんな怜の言葉を聞き流した女性は
怯えた様子で「あなた魔法であの火を消せる?」と
女性が放った炎を指さすと
怜は「んなもん言われても
こっちは魔法なんて知らねぇんだよ
水でも出せばいいだろ」と
呆れたように答えた
怜の言い方にイラっときた女性は
「そんな都合のいい魔法あったらいいわね
そもそも
燃やす対象に魔力で
熱を加えたり
可燃物代わりにすることで
燃やしてるの」と怒鳴りつける
そんな女性の様子を見て
冷や汗を流した怜は「えーと
今の状態は?」と確認すると
女性は「手遅れ」と即答する
分かりきっていた答えに
「それではさようなら」と
言って逃げようとするが
女性は怜の腕にしがみつき
「あんたがいたからこうなったんでしょ
責任取って一緒に怒られなさい」と
言って逃さない
怜は子供の体で
必死に抵抗しながら
「誰がお前の尻拭いなんてするか」と叫ぶ
そんな怜の様子に
「魔法の使い方なら
教えてあげるけど」と耳元で囁くと
「前言撤回
あの炎をなんとかしよう」と言って
手のひらを返した
その一言を聞いて
女性はようやく手を離した
それを確認した怜は
一度深く息を吐いて頭を切り替えると
「なんとかできる案が一つあるが」と言って
「風とか起こせたりしないか?」と質問した
怜の疑問に女性は「一応できるわよ」と言って
魔力で押し上げた風を怜に当てる
その答えに怜は「俺のいた世界の法則が
通じるかどうかしらねぇが・・・
風で低気圧を無理やり作れ」と女性に伝えた
怜の言葉を聞いた女性は
「は?」と呆気にとられる
そんな女性の様子を見て怜は
「伝わるかなぁ」と呟くと
「魔力ってので風を起こせるなら
低気圧を無理やり作れるだろ?
それで上昇気流を起こして雨を降らせれば
一発じゃねぇか」と伝えた
怜の説明を理解した女性は
一瞬絶望した表情になると
すぐに顔を赤らめた
その様子を見ていた怜は
「できるかどうか説明してくれ」と
女性に問いかけた




