↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
3/6

殺し屋、身分証を求められる

その光景を見た怜は

「そんなもんで俺を

焼くのは勘弁してくれよ」と

そう言って一歩後ずさると

女性は「後ろは危ないわよ」と声をかける


そんな警告を受けた怜は

(まさかな)と

思いながら耳を済ませた


バチバチ燃える炎の音に

「逃げ場なしかよ」と悪態をつきながら

「俺を捕らえる理由は?」と尋ねると


女性は困ったように

「急に高い魔力反応が出てね

その魔力の発生源が

あなただったの・・・・

身分証があれば保護対象なんだけど

無いなら拘束が先になるわね」と答える


そんな女性の答えに

引っかかりを覚えた怜は

「待て待て俺は魔力ってもんを

持った覚えは無いが」と口にすると

女性は呆れたように

「もうちょいマシな嘘をつきなさい

魔力は誰もが持ってるものよ?」と呟いて

怜に一歩近づいた


女性の動きに合わせて警戒するように

右側へ一歩引いた怜は「ふぅ」と息を吐いて

(腹くくるかぁ)と覚悟を決めると


「あいつの身分証なんざ知らねぇよ」と

笑い飛ばしながら

女性に殴りかかった


怜の行動に女性は驚きながら

怜の拳を横へ避けると


怜は避けた時に揺れた服を掴み取り

無理やり横へ引っ張って

女性を転ばせた


怜に転ばされた女性は

「このクソガキ」と言いながら

立ち上がろうとする


そんな女性を止めるように

怜は女性の顔面をぶん殴るが


一発では止まらず

何発叩き込んでも

女性は起き上がってくる


その様子に

「っち」と舌打ちしながら

女性を踏み台に蹴り飛ばして

距離を取ると

(弱すぎなんだよ子供の体ぁ

刃物ぐらい常備しとけや

あのクソ魔女が・・・・・)と

心の中で文句を吐きながら

女性を睨みつけた


それでも武器のない現実が頭をかすめ

「ハハ」と笑った怜は

「泥仕合の始まりだ」と宣言し

女性に向かって走り出した


怜の様子を見て違和感を覚えた女性は

「あなた 魔法は?」と質問する


その疑問に怜は目くじらを立て

「体を押し付けられた身でなぁ

こっちゃ何もわかんねぇんだよ」と怒鳴りながら

殴りかかる


本当に何も知らない様子で叫ぶ怜の姿に

女性はふいに眉をひそめた


改めて怜の顔を見るとどこかで見た顔に

気づく

その瞬間

ひとつの可能性が脳裏をよぎった


それを確かめるため

突っこんでくる怜を止めるように

手のひらを前に出すと


怜は女性の行動に警戒しながら

(またあの魔法か?)と腰を低くした


警戒する怜の様子を見ながら

女性は少し考えるように目を細めると

「もしかしてあなた

あの魔女だったりする?」と呟いた



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。